いちじゅう‐いっさい【一汁一菜】
汁一品、おかず一品だけの食事。粗末で質素な食事。
いちぜん‐めし【一膳飯】
1 茶碗1杯だけの飯。盛り切りの飯。 2 死者に供える盛り切りの飯。ふつう他に分与しない意で箸を立てる。枕飯(まくらめし)。
いち‐ぞん【一存】
自分一人だけの考え。「私の—では決めかねる」
いち‐たい‐いち【一対一】
1 一つの物事が、他の一つの物事だけに対応すること。「—の関係」 2 第三者を入れずに当事者どうし。「—の話し合い」
いちだい‐おとこ【一代男】
自分1代だけで跡継ぎのない男。「我等は—、家を継ぐべき躮(せがれ)はなし」〈浄・源頼家源実朝鎌倉三代記〉
「好色一代男」の略称。
いちだい‐おんな【一代女】
自分1代だけで子供のない女。「我は—なれば、何をか隠して益なし」〈浮・一代女・六〉
「好色一代女」の略称。
いちど‐ならず【一度ならず】
[連語]一度だけでなく、何度も。たびたび。「—二度までも失敗する」
いちにち‐ばれ【一日晴】
1 儀式の服装などを、その日に限り、格式をこえて立派に飾ること。 2 その日、その時だけに用いるもの。ふだんと変わったもの。「—のかり小袖」〈浮・好色訓蒙図彙・上〉
いちねん‐おうじょう【一念往生】
1 臨終のときに一度だけ阿弥陀仏を念ずれば、極楽に往生するということ。 2 浄土真宗で、阿弥陀仏の名号を唱えていれば極楽に往生できるということ。
いちねん‐ぎ【一念義】
浄土宗の一派で、法然(ほうねん)門下の幸西らの異端的主張。極楽に往生するには信心だけでよく、念仏を必要としないと説く。⇔多念義(たねんぎ)。