てん‐つい【顛墜】
[名](スル)ころげ落ちること。転落。「国家をして終始其軌道より—せしめざることを務めざる可らず」〈小林雄七郎・薩長土肥〉
点(てん)付(つ)か◦る
《「る」は受け身の助動詞》欠点をつかれる。非難される。「この姫君の—◦れ給ふまじくと、よろづに思しのたまふ」〈源・蛍〉
てん‐つき【天衝】
1 兜(かぶと)の前立物(まえだてもの)の一。刺股(さすまた)の形で先端をとがらせたもの。 2 カヤツリグサ科の一年草。湿りけのある草地に生え、高さ約30センチ。葉は細く堅い。夏から秋、傘状に分...
てん‐つく‐てん
[副]囃子(はやし)の太鼓の音を表す語。「祭り囃子(ばやし)が—と響く」
てん‐つつ
《三味線の音から》歌舞伎下座音楽の一。時代物・世話物の世話がかった場面で、人物の忙しい出入りに用いる二上(にあが)りの合方。
てん‐つゆ【天汁】
てんぷらを食べるときにつける汁。醤油・みりん・だし汁を煮立てて作る。
てんつるてん
《近世語》 [名・形動]「つんつるてん」に同じ。「—の古ゆかたもよほど育ったと見えて」〈滑・浮世風呂・四〉 [副]三味線の音を表す語。「歌や三味線—、—と浮かれ立ち皆皆、奥へ入にけり」〈浄・...