いち‐ぶ【一分】
1 重さ・長さや割合などの単位。→分(ぶ) 2 ごくわずかであることのたとえ。「—の隙(すき)も見せない」 3 「一分金」「一分銀」の略。 4 律令制の書記官である史生(しじょう)の異称。公廨稲...
いちよう‐らいふく【一陽来復】
1 《易(えき)で、陰暦10月に陰がきわまって11月の冬至に陽が初めて生じることから》陰暦11月。または、冬至。《季 冬》 2 冬が去り春が来ること。新年が来ること。「—の春」 3 悪いことが続...
いっ‐かい【一塊】
一つのかたまり。ひとかたまり。「—の土」
いっか‐げん【一家言】
その人独特の意見や主張。また、ひとかどの見識のある意見。「伝統芸能に—をもっている」
いっ‐かど【一角/一廉】
[副] 1 相当にすぐれているさま。格段。ひとかど。「—の人間」 2 まだ未熟な者が一人前のようにふるまうさま。「己(おのれ)畜生なりと思はずして—人間立てをするこそ」〈艶道通鑑・五〉
いっさい‐きょう【一切経】
釈迦(しゃか)の教説とかかわる、経・律・論の三蔵その他注釈書を含む経典の総称。大蔵経(だいぞうきょう)。
一指(いっし)を染(そ)・める
物事にちょっとかかわる。「不義非道な色事には、一指をだに染めることをしなかった」〈菊池寛・藤十郎の恋〉
一寸(いっすん)延(の)びれば尋(ひろ)延(の)びる
当座の困難を何とかしのいでいけば、先に行って楽になるということのたとえ。
いっ‐そう【一層】
[名] 1 ひとかさね。 2 数層の建物のいちばん下。
[副] 1 程度がいちだんと進むさま。ひときわ。ますます。「寒さが—厳しくなる」「末っ子をより—かわいがる」 2 むしろ。かえって。い...
いったい‐ぶんしん【一体分身】
《「いったいふんじん」とも》一体の神仏が、衆生救済のためさまざまな姿をかりて現れること。また、その神仏。「仏氏の説に—とかいふなるは、我と彼との事なり」〈折たく柴の記・中〉