くぬぎ‐ずみ【櫟炭】
クヌギ材から作った良質の木炭。ささらずみ。
こう‐ちょう【後朝】
1 その翌朝。あくる朝。ごちょう。「—、蔵人(くらんど)左衛門権佐(ごんのすけ)定長、太政入道の宿所に参じて」〈盛衰記・一三〉 2 男女が共寝した翌朝。きぬぎぬ。ごちょう。「—の心を詠める」〈金...
かぶと‐むし【兜虫/甲虫】
コガネムシ科の昆虫。体長4〜5センチ。体は黒褐色でつやがあり、雄は頭に角をもつ。主に夜活動し、クヌギ・サイカチなどの樹液を吸う。腐葉土中に産卵し、幼虫は越冬ののち、7月ごろ成虫となる。北海道南部...
さくら‐ずみ【佐倉炭/桜炭】
千葉県佐倉地方に産するクヌギからつくる炭。上質とされ、茶の湯などに用いられる。 [補説]「桜」は当て字。
サラサ‐ひとり【サラサ灯蛾】
鱗翅(りんし)目サラサヒトリガ科の昆虫。体・翅(はね)とも黄色で、前翅には6本の黒いすじと赤色紋がある。夏に出現し、飛びながらチッチッチと発音する。幼虫はクヌギ・ナラなどの葉を食い、樹幹に袋状の...
こけ‐の‐ころも【苔の衣】
1 地を覆う苔を衣にたとえていう語。こけごろも。「白露の朝(あした)夕べにおく山の—は風もさはらず」〈新古今・雑中〉 2 僧・隠者などの着る粗末な衣服。こけごろも。こけのたもと。こけのきぬ。「男...
こうよう‐じゅ【広葉樹】
被子植物のうちの双子葉類の樹木。幅が広く平たく、表裏のある葉をつける。サクラ・クヌギなど。闊葉樹(かつようじゅ)。⇔針葉樹。
がらん‐いし【伽藍石】
社寺の柱の礎石をくつぬぎ石や飛び石などに転用したもの。がらんせき。
かな‐ぶん【金蚉】
コガネムシ科の昆虫。体長約2.5センチ、体は楕円形で平たく、銅色・緑色・赤銅色などで光沢がある。日中に飛び、クヌギなどの樹液や腐った果実に集まる。日本・中国・朝鮮半島に分布。かなぶんぶん。かねぶ...
しろすじ‐かみきり【白条天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体長約5センチ、黒色の地に白い不規則な条紋がある。幼虫は鉄砲虫とよばれ、クリ・クヌギ・カシ・シイなどの材部に食い入る。北海道を除く日本各地に普通にみられる。