[形][文]ぬる・し[ク]
  1. 適温よりも低い、または高い。十分な熱さや冷たさがない。なまあたたかい。「風呂が—・い」「—・いビール」

  1. (「緩い」とも書く)

    1. ㋐きびしくない。てぬるい。「若手のきたえ方が—・い」

    2. ㋑動きがおそい。のろい。

      「春の水が…のたりのたりと—・く揺 (うご) いている」〈漱石草枕

  1. てきぱきしない。鈍い。

    1. 「いと—・きこと多かるを」〈・若菜下〉

  1. 愛情が薄い。熱心でない。

    1. 「うちうちの御志—・きやうにはありけれ」〈・若菜上〉

[派生]ぬるさ[名]

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。