は・ゆ【生ゆ】
[動ヤ下二]「は(生)える」の文語形。
は・ゆ【映ゆ】
[動ヤ下二]「は(映)える」の文語形。
は・ゆ【蝕ゆ】
[動ヤ下二]日食または月食になる。「十一月の壬申の朔に、日—・えたり」〈天武紀〉
はゆ・し【映ゆし】
[形ク]照り輝くようである。まばゆい。また、きまり悪い。おもはゆい。「むげに知らせ給はざらむ御仲よりも—・く恥づかしうおぼしめさるべし」〈栄花・浅緑〉
はゆま【駅馬/駅】
《「はやうま(早馬)」の音変化》古代、官吏などの公用の旅行のために、諸道の各駅に備えた馬。はいま。「さぶる児(こ)が斎(いつ)きし殿に鈴掛けぬ—下れり里もとどろに」〈万・四一一〇〉
はゆま‐うまや【駅馬駅】
駅馬の継ぎ立てをする宿駅。「鈴が音の—の提井(つつみゐ)の水を飲(たま)へな妹が直手(ただて)よ」〈万・三四三九〉
はゆま‐じ【駅馬路】
駅馬の通路。宿駅を設けた街道。うまやじ。えきろ。はいまじ。「—に引き舟渡し直(ただ)乗りに妹は心に乗りにけるかも」〈万・二七四九〉
はゆま‐づかい【駅馬使】
駅馬を利用する公用の使い。「是を以ちて—を四方に班(あか)ちて」〈記・中〉