ハン【khan】
モンゴル族・ウイグル族・トルコ族など遊牧民族の首長の称号。モンゴル帝国では、四ハン国の君主の称。ハガン。可汗(かがん)。汗(かん)。
はん【汎】
[接頭]《英語のpanに「汎」の字を当てたもの》名詞に付いて、広くそのすべてにわたるという意を表す。「—太平洋同盟」「—アジア主義」「—アメリカ」
はん
[接尾]《「さん」の音変化》人名・役職名・団体名などに付いて、軽い尊敬の意を表す。多く、関西地方で話し言葉として使われる。「田中—」
はん【犯】
[接尾]助数詞。刑を受けた回数を表すのに用いる。上に来る語によって「ぱん」ともなる。「前科三—」
はん‐あい【汎愛】
[名](スル)差別することなく、広く平等に愛すること。博愛。
はんあい‐しゅぎ【汎愛主義】
《(ドイツ)Philanthropinismus》18世紀の中ごろ、ルソーの影響を受けたドイツのJ=B=バセドーらが主唱した教育思想。実学主義に反対し、自然の自由や新鮮さを強調し、人類愛とともに...
はんアジア‐しゅぎ【汎アジア主義】
アジアの諸民族が団結して、植民地または半植民地的な状態を脱し、民族の独立を達成しようという思想および行動。孫文の大アジア主義など。
はんアフリカ‐しゅぎ【汎アフリカ主義】
アフリカ大陸をアフリカ人の手で統合しようとする思想と運動。19世紀末から起こった。
はんアメリカ‐かいぎ【汎アメリカ会議】
⇒汎米(はんべい)会議
はんアメリカ‐しゅぎ【汎アメリカ主義】
南北アメリカ大陸の諸国が、政治・経済などの面で協力し、平和と繁栄を築こうという思想・運動。米国が提唱、指導してきた。汎米主義。パンアメリカニズム。