みつ【蜜】
[常用漢字] [音]ミツ(呉) 1 はちみつ。甘い液汁。「蜜腺(みつせん)・蜜蜂(みつばち)・蜜蝋(みつろう)/餡蜜(あんみつ)・花蜜・糖蜜・水蜜桃」 2 はちみつのように甘い。「蜜月・蜜語」 ...
みつ‐い【蜜胃】
ミツバチが一時的に花の蜜を蓄える器官。胃の前部にあり、30〜50ミリグラムの蜜を蓄えることができる。酵素により蔗糖(しょとう)がぶどう糖と果糖に分解される。蜜嚢。
みつ‐おしえ【蜜教】
キツツキ目ミツオシエ科の鳥の総称。アフリカ・南アジアに分布し、全長10〜20センチで羽色は地味。ノドグロミツオシエは、ラーテル(ミツアナグマ)や人間に鳴きかけてミツバチの巣に案内し、巣が壊される...
みつげん‐しょくぶつ【蜜源植物】
ミツバチに蜜をとらせるのに適する植物。レンゲソウ・クローバー・ソバ・アブラナ・ミカン・トチノキなど。
みつ‐ばち【蜜蜂】
膜翅(まくし)目ミツバチ科の、主にミツバチ属の昆虫の総称。体には毛が密生し、花粉や花蜜を集める。巣は蝋(ろう)を分泌して作り、大きい。社会性昆虫として有名で、1匹の女王バチ、少数の雄バチ、多数の...
みつ‐ろう【蜜蝋】
ミツバチの巣を構成する蝋。働きバチの腹部の腺から分泌されたもので、主成分はパルミチン酸ミリシル。巣を加熱圧搾したり、湯で煮溶かしたりして採取する。精製したものは白色。つや出し剤・化粧品などに利用。
冥利(みょうり)が悪(わる)・い
神仏の加護を受けられない。また、ありがたすぎて、ばちがあたる。「負債を返さないでは、余り—・いでないか」〈鏡花・化銀杏〉
むけん‐の‐かね【無間の鐘】
1 静岡県、佐夜の中山にあった曹洞宗の観音寺の鐘。この鐘をつくと現世では金持ちになるが、来世で無間地獄に落ちるという。 2 歌舞伎・浄瑠璃の趣向の一つで、手水鉢(ちょうずばち)を1になぞらえて打...
めい‐れい【螟蛉】
1 「青虫(あおむし)」に同じ。 2 《ジガバチが青虫を養い育てて自分の子とするという故事から》養子のこと。「一族某の子を—として」〈読・唐錦・三〉
めし‐びつ【飯櫃】
飯を入れておく木製の器。円形または楕円形で、ふたがある。飯鉢(めしばち)。おひつ。