こう‐くん【紅裙】
1 紅色の着物の裾。「—翻(ひるがえ)るその街路は」〈荷風・ふらんす物語〉 2 美人。また、芸妓。「—傍ラニ侍シテ酒ヲ勧ム」〈和英語林集成〉
こうげん‐しょくぶつ【荒原植物】
荒原に生育する植物。乾荒原の乾燥に強いサボテン、海岸荒原の塩分に強いハマヒルガオなど。
こう‐じゅ【紅樹】
1 紅葉した樹木。もみじ。紅葉。《季 秋》 2 赤い花の咲いている樹木。 3 オヒルギなど、ヒルギ科の常緑樹。マングローブの構成種。
こうり‐しゅぎ【公理主義】
すべての理論は、公理的方法によって構成されなければならないという主張。ドイツの数学者ヒルベルトによって提唱された。
こ・く【放く】
[動カ五(四)] 1 からだの外に放出する。ひる。「屁(へ)を—・く」 2 ものを言うのを卑しみ、また乱暴にいう語。ほざく。ぬかす。「うそを—・くな」 3 何かをする意の俗な言い方。「ああ、びっ...
鵠(こく)を刻(こく)して鶩(あひる)に類(るい)す
《「後漢書」馬援伝から》白鳥を刻もうとしてできそこなっても、なお、家鴨(あひる)に似たものにはなる。謹直の人を学べば、それに及ばなくても、善良な人になれることのたとえ。
心(こころ)後(おく)・る
1 思慮が足りない。気がきかない。「かくまで—・れ、思ひやりなき事し出で給ふべしとは」〈狭衣・三〉 2 心がひるむ。気おくれする。「あやしく—・れても進み出でつる涙かな」〈源・梅枝〉
こころ‐おくれ【心後れ】
1 気がひるむこと。気後れ。「すこし—がしたが、努めて気を励まして」〈近松秋江・疑惑〉 2 気がきかないこと。愚かであること。「—にして出で仕へ、無智にして大才に交はり」〈徒然・一三四〉
こだ・る
[動ラ下二] 1 傾く。しなだれる。「蓮華の花よ咲いて—・れ撓(たわ)うだ」〈田植草紙〉 2 勢いがゆるむ。ひるむ。弱る。「戦は—・れかかって、かなふべしとも見えざりけり」〈幸若・大織冠〉 3 ...
ころもで‐の【衣手の】
[枕]袖に関する「手(た)」「真袖(まそで)」「ひるがえる」などの意から、「た」「ま」「わく」「かへる」「なぎ」などにかかる。「—田上山(たなかみやま)の真木さく檜(ひ)の嬬手(つまで)を」〈万...