すけしろう【助四郎】
江戸後期、上方の人形浄瑠璃社会で、悪い、醜い、へただ、などの意を表した語。→助右衛門(すけえもん)
しえた・げる【虐げる】
[動ガ下一][文]しへた・ぐ[ガ下二] 1 「しいたげる」に同じ。「—・げられた定基の若妻に同情し」〈露伴・連環記〉 2 うち負かす。征服する。「御方(みかた)追ひ落とされて、敵(かたき)を—・...
すて‐づけ【捨(て)漬(け)】
新しく仕込んだ糠味噌(ぬかみそ)で野菜を漬ける前に、芯(しん)やへたの部分などを漬けて糠の発酵をうながすこと。この時に漬けたものは食べずに捨てることから。
すじ‐か・う【筋違ふ/筋交ふ】
[動ハ四] 1 斜めに交差する。はすかいになる。「箸のいときはやかにつやめきて—・ひ立てるもいとをかし」〈枕・二〇一〉 2 斜めに向かい合う。「いかでかは—・ひ御覧ぜられむとて、なほ伏したれば...
じゅ‐がん【入眼】
1 新作の仏像などに開眼(かいげん)をすること。開眼。じゅげん。 2 叙位や除目(じもく)のときに、位階だけを記した位記や官職だけを書いた文書に、氏名を書き入れて完成させること。じゅげん。 3 ...
さる‐しばい【猿芝居】
1 猿に衣装やかつらなどをつけさせて、芝居のまねをさせる見世物。猿歌舞伎。 2 へたな芝居をあざけっていう語。 3 すぐ見すかされてしまうような、あさはかなたくらみ。
こわ‐いけん【強意見】
厳しい意見・訓戒。「未亡人の家へたびたび—に出向いたり」〈康成・千羽鶴〉
こん‐たい【根蔕】
《根と蔕(へた)の意から》物事の土台。よりどころ。根拠。「其厭世的迷想の—を固うしたるを見るべし」〈透谷・「マンフレッド」及び「フォースト」〉
さい‐く【細工】
[名](スル) 1 手先を使って細かい器物などを作ること。また、作ったもの。「精巧な—」「—を施す」「竹で—する」「寄せ木—」 2 細かなところに手を入れて、見た目をとりつくろったり、ごまかした...
さ【然】
[副]すでにある事物・状態などをうけて、それを指示する語。そのように。そう。「これのみは余りに深く我心に彫りつけられたれば—はあらじと思えど」〈鴎外・舞姫〉 「おまへたちも、必ず—思(おぼ)すゆ...