しょう【鉦】
1 中国・日本・東南アジアなどで用いられる打楽器。銅または銅合金製の平たい円盤状。撞木(しゅもく)や桴(ばち)で打つ。日本には雅楽用の鉦鼓(しょうこ)、下座音楽や祭礼囃子(ばやし)用の摺鉦(すり...
じゅうに‐じんしょう【十二神将】
薬師如来の12の誓願に応じ、薬師経を読誦する者を守護する12の夜叉(やしゃ)大将。諸仏の化身とされ、12刻に配される。日本の造像では天平時代の新薬師寺塑像が最古。平安時代以降、頭上に十二支の動物...
しゅうこんごう‐じん【執金剛神】
手に金剛杵(こんごうしょ)を持ち、仏法を守護する夜叉神(やしゃじん)。本来は一つの神格であるが、日本では多く二神一対として寺門の左右に置かれる。一般に半裸の力士形で、仁王ともいう。金剛神。金剛力...
じょうこ‐しゃそ【城狐社鼠】
《「晋書」謝鯤伝から。城にすむ狐(きつね)と社(やしろ)にすむ鼠(ねずみ)を除くためには、城や社を壊さなければならず、手を下しがたいところから》主君のそばに仕えている、よこしまな家来。また、それ...
しめ‐もらい【注連貰い】
小正月の左義長(さぎちょう)で焼くために、他の家で外した門松やしめ飾りなどを子供が貰い集めること。《季 新年》「色里や朝寝の門の—/松浜」
しもつけ【下野】
《「しもつけの(下毛野)」の略》
旧国名の一。大半が現在の栃木県。ごく一部が群馬県桐生市にあたる。野州(やしゅう)。
栃木県中南部にある市。石橋・小金井は江戸時代は日光街道の宿場町として...
しまら◦ない【締まらない】
[連語]《動詞「しまる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》態度や顔つきが引き締まっていない。きりっとしたところがない。「にやにやして—◦ないやつだ」「どうにも—◦ない話だ」
しめ‐だいこ【締(め)太鼓】
両側の皮面の縁にひもを通し、胴を挟んで締め上げた扁平(へんぺい)な太鼓。台に置いて2本の桴(ばち)で打つ。能・長唄・民俗芸能の囃子(はやし)などに用いる。
し‐まい【仕舞】
1 能・芝居・舞踊などで、舞ったり、演技したりすること。 2 能の略式演奏の一。囃子(はやし)を伴わず、面も装束もつけず、シテ一人が紋服・袴(はかま)で、謡だけを伴奏に能の特定の一部分を舞うもの。
し‐もん【四文】
1 銭1文の4倍。 2 安っぽいこと、少しばかりのことのたとえ。「狂歌や誹諧を—ばかりもする人や」〈滑・浮世床・初〉 3 《四文銭の価値がわずかであったところから》軽々しいこと。軽率なこと。副詞...