あい‐な・し
[形ク] 1 感心できない。気にくわない。「親の、今は—・きよし、いひにやらむと」〈更級〉 2 おもしろみがない。つまらない。あじけない。「梨の花…葉の色よりはじめて、—・く見ゆるを」〈枕・三七...
あし‐げい【足芸】
あおむけに寝て、足だけでする曲芸。樽(たる)やたらいなどを回したりする。足業(あしわざ)。
雨(あめ)の宮(みや)風(かぜ)の宮(みや)
《「雨の宮」「風の宮」は伊勢神宮の末社。伊勢参りの案内人が多くの末社にやたらに賽銭(さいせん)を出させるところから》出費の多いこと。また、出費がかさむ原因となる取り巻き連中のこと。「—どもを大勢...
あり‐べかかり
[形動ナリ]《「あるべきかかり」の音変化》 1 通り一遍であるさま。型どおり。おざなり。「親を養ふこと—にて、さのみ孝行とは云ひ難し」〈浮・今様廿四孝〉 2 ありのまま。「—に言ふことは善き者な...
いけ‐いけ【行け行け】
[名・形動]《動詞「い(行)く」の命令形を重ねた語。「イケイケ」と書くことも多い》調子に乗って怖いものなしの高揚した気分を表す語。やたらに元気がいいこと。また、そのさま。のりのり。いけいけどん...
から‐さわぎ【空騒ぎ】
[名](スル)たいしたことではないのに、やたらに騒ぎたてること。また、騒いだわりに実りのないこと。「マスコミの—に終わる」
こうさい‐りくり【光彩陸離】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 光が入り乱れて、美しくきらめくさま。「此女の帯は…—たる矢鱈(やたら)に奇麗なものだ」〈漱石・趣味の遺伝〉 2 物事が、他を圧してすばらしいさま。「—たる作品」
こ‐くう【虚空】
[名] 1 何もない空間。大空。「—に消える」「—にのぼる」 2 仏語。何も妨げるものがなく、すべてのものの存在する場所としての空間。
[名・形動ナリ] 1 事実にもとづかないこと。また、そ...
こ‐け【虚仮】
[名] 1 思慮の浅いこと。愚かなこと。また、その人。「—の一念」 2 仏語。真実でないこと。外面と内心とが一致しないこと。
[接頭]名詞などに付く。 1 見せかけだけで中身のない意を表す。...
こめつき‐ばった【米搗き飛蝗】
1 ショウリョウバッタの別名。 2 「米搗虫(こめつきむし)」に同じ。 3 人に取り入ろうとして、やたらにおじぎを繰り返す者をあざけっていう語。