万障(ばんしょう)繰(く)り合(あ)わ・せる
いろいろな支障をうまくやりくりして都合をつける。「—・せて駆けつける」
ひと‐ぐり【人繰り】
1 限られた人員をやりくりして必要な箇所に配置すること。また、その仕事。「機長の急病で—がつかない」 2 人の手で、繭や綿花から糸を引き出す作業。「—器械製糸」
ふ‐てまわし【不手回し】
手回しが悪いこと。特に、家計のやりくりがうまくいかないこと。
ふり‐まわし【振(り)回し】
1 振り回すこと。「腕の—」 2 金銭のやりくり。「有銀五百貫目より上の—の人、太夫にもあふべし」〈浮・一代女・二〉
まわし【回し/廻し】
1 回すこと。回転させること。「皿—」「ねじ—」 2 人や物、また物事を、順に移したり送ったりすること。「患者のたらい—」「返済を翌月—にする」「後—」 3 からだに巻いたり、まとい着けたりする...
むり‐さんだん【無理算段】
[名](スル)極めて苦しい状況の中でなんとか物事や金のやりくりをつけること。「—して借金を返す」
やりくり‐さんだん【遣り繰り算段】
[名](スル)いろいろ工夫してやりくりをすること。「借金を返すために—する」
やりくり‐しんしょう【遣り繰り身上】
やりくりによって維持している苦しい家計。
やり‐く・る【遣り繰る】
[動ラ五(四)]やりくりをする。不十分なものを工面して都合をつける。「此の貧乏世帯を—・って呉れ」〈露伴・付焼刃〉
ゆう‐ずう【融通】
[名](スル) 1 とどこおりなく通じること。転じて、必要に応じて自在に処理すること。ゆずう。「—のきかない石頭」「—自在」 2 必要な物や金を都合すること。やりくり。ゆずう。「資金を—する」 ...