ゆうそう‐さいぼう【遊走細胞】
組織内を自由に移動する細胞。リンパ球・単球・好酸球・好中球・形質細胞・肥満細胞など。
ゆうそう‐し【遊走子】
藻類・藻菌類の無性生殖を行う胞子で、鞭毛(べんもう)をもち、水中を泳ぐもの。適当な場所に達すると固着し、鞭毛を失い、発芽して新個体になる。
ゆうそう‐し【有巣氏】
古代中国の伝説上の聖人。鳥が巣を営むのを見て初めて人類に家を造ることを教え、禽獣(きんじゅう)の害を避けさせたという。
ゆうそう‐じん【遊走腎】
腎臓が立位のとき正常の位置から下方に移動する状態。腰部の不快感や痛みを伴うことがある。
ゆうそう‐どうぶつ【有爪動物】
動物界の一門。環形動物から節足動物に進化する中間に位置するとされる。体は円筒状で、体長約10センチ。神経節・腎管が体節的に並び、対をなす多数の脚の先に鉤(かぎ)状の爪がある。熱帯・亜熱帯の森林内...
ゆう‐そく【有職/有識】
1 朝廷や公家の儀式・行事・官職などに関する知識。また、それに詳しい人。 2 学識のあること。また、その人。学者。「いと—の物のかぎりなむなりかし」〈宇津保・嵯峨院〉 3 諸芸にすぐれていること...
ゆうそく‐か【有職家】
朝廷や公家の儀式や行事の典故に通じている人。故実家。
ゆうそく‐こじつ【有職故実】
朝廷や公家の礼式・官職・法令・年中行事・軍陣などの先例・典故。また、それらを研究する学問。平安中期以後、公家や武家の間で重んじられた。
ゆうそく‐もんよう【有職文様】
平安時代以来、公家階級で装束・調度などに用いられた伝統的文様。他の分野の文様と区別して、近世以降この名でよばれる。小葵(こあおい)・窠文(かもん)・幸菱(さいわいびし)・三重襷(みえだすき)・唐...
ゆうそく‐よみ【有職読み】
中世の歌学で、歌人の名を音で読むこと。またはその読み方。藤原俊成(としなり)を「しゅんぜい」、藤原定家(さだいえ)を「ていか」と読むなど。また、近代にそれをまねて有名人の名を音読すること。伊藤博...