かた‐ゆき【肩裄】
和服の背縫いから袖口までの長さ。ゆき。
から‐ゆき【唐行き】
明治から昭和初期にかけて、多く天草諸島あたりから南方諸国に出稼ぎに出た女性たちのこと。からゆきさん。
かる‐ゆき【軽行き】
[名・形動ナリ]手軽なこと。また、そのさま。軽便。安直。「一人を金一角に定め置きしは、—なる呼び物なり」〈浮・一代女・一〉
がら‐ゆき【柄行き】
布地などの模様から受ける感じ。がら。「地味な—」
くも‐ゆき【雲行き】
1 雲が動いていくようす。天候が変化しそうな雲の動きぐあい。「この—では一雨ありそうだ」 2 物事の成り行き。形勢。
けた‐ゆき【桁行】
建物の桁の長さ。すなわち、一棟(ひとむね)の家の長さ。→梁行(はりゆき)
こいのなりゆき【恋の成り行き】
フラゴナールの絵画。「追跡」「逢引」「愛の戴冠」「恋文」の総称。若い男女の恋模様を描いた連作であり、ロココ美術を代表する雅宴画として知られる。
紅炉上(こうろじょう)一点(いってん)の雪(ゆき)
《「続近思録」から》紅炉の上に置いた雪がたちまちとけてしまうように、私欲や迷いなどがすっかりとけてしまうこと。
こころ‐ゆき【心行き】
1 心の向かい方。心の持ち方。 2 満足して気が晴れること。「思ふ事なく—増して」〈狭衣・一〉 3 俳諧で、貞門の物付けに対し、前句全体の意味によって付ける、談林派の作法。
こごめ‐ゆき【小米雪】
小米の粒のように細かく、さらさらと降る雪。粉雪。