タングステン‐タイプ【tungsten type】
電灯光用のリバーサルカラーフィルムのこと。写真電球のもつ色温度3200〜3400度ケルビンの光源の光質にカラーバランスを合わせて製造されたもの。
ちおん‐こうばい【地温勾配】
地中の温度が深さとともに上昇する割合。地表の浅いところでは、100メートルごとに1〜3ケルビン程度上昇する。一方、深度100キロメートル以深ではマントルの対流により勾配は小さく、1キロメートル毎...
ちょうしんせい‐ざんがい【超新星残骸】
超新星爆発の後に残る星雲状の天体。大きさはおよそ数光年から100光年程度で、球殻状のものが多い。超新星爆発の衝撃波により元の星を構成していた物質や周囲の星間物質が加熱され、その温度は100万ケル...
ちょう‐ていおん【超低温】
極低温より低い温度。ふつう希釈冷凍で得られる最低の温度約0.01ケルビンより低い温度をさす。核断熱消磁を利用し、10−5ケルビン程度の低温が実現され、ヘリウム3の超流動現象などが現れる。超極低温。
ディーろくじゅうご‐こうげん【D65光源】
CIE(国際照明委員会)が規定する標準光源の代用となる光源の規格の一。照明器具や写真用フィルムの規格として使用される。色温度は6504ケルビンで、自然な昼光に近づけた特殊な蛍光ランプが用いられる...
トムソン‐こうか【トムソン効果】
導体の両端を異なる温度に保って電流を流すと、ジュール熱のほかに、熱の吸収または発生を生じる現象。電流の向きを逆にすると、吸収と発生の関係も逆になる。1851年、W=トムソン(ケルビン)が発見。
ねつ‐ていこう【熱抵抗】
熱の伝えにくさを表す量。熱伝導率の逆数。熱の流れに垂直な単位面積に毎秒流れる熱量で、単位長さの温度差を割った値。単位は、ケルビン毎ワット(K/W)または度毎ワット(℃/W)。
ねつでん‐のう【熱電能】
熱電効果がみられる金属または半導体の組み合わせにおいて、一方の接合部の温度を一定に保ち、他方の温度を1ケルビン変えて温度勾配が生じたときの熱起電力の変化。単位V/K 熱電率。ゼーベック係数。
はっきんコバルト‐おんどけい【白金コバルト温度計】
白金に微量のコバルトを加えた抵抗線を用いた温度計。温度が上がると、抵抗線の電気抵抗が一定の割合で増加する性質を利用した抵抗温度計の一。測定範囲は1ケルビンから300ケルビン程度。超伝導をはじめと...
ハーシェル‐うちゅうぼうえんきょう【ハーシェル宇宙望遠鏡】
《Herschel Space Observatory》2009年5月にESA(欧州宇宙機関)が打ち上げた宇宙望遠鏡。従来に比べて最も大きい口径3.5メートルという反射鏡を搭載し、宇宙望遠鏡とし...