かん・する【姦する】
[動サ変][文]かん・す[サ変] 1 婦女子を犯す。 2 姦通する。
かん・する【監する】
[動サ変][文]かん・す[サ変]監督する。気をつける。「藤田兄は病稍や愈(いえ)て社務を—・し」〈竜渓・経国美談〉
かん・する【箝する】
[動サ変][文]かん・す[サ変]《竹ではさむ意から、「口を箝する」の形で用いて》声を出さない。また、発言させない。「晩鶯口を—・して」〈織田訳・花柳春話〉
かん・する【管する】
[動サ変][文]くゎん・す[サ変] 1 取り締まる。管轄(かんかつ)する。「学事を—・せり」〈田口・日本開化小史〉 2 心にかける。「狂と呼び癡(ち)と喚(よ)ぶ。敢て—・せず」〈逍遥・当世書生気質〉
かん・する【緘する】
[動サ変][文]かん・す[サ変] 1 (「口を緘する」の形で)口を閉じる。黙る。「口を—・して語らない」 2 封をする。「固く—・した封書」
かん・する【関する】
[動サ変][文]くゎん・す[サ変]関係がある。かかわる。「将来に—・する問題」「映画に—・しては、ちょっとうるさい」「我—・せず」
かん・ず【勘ず】
[動サ変]ただす。調べる。罪を調べ考える。「親はらからを—・ぜられむこそいとやさしかるべけれ」〈宇津保・蔵開中〉
かん・ずる【寒ずる】
[動サ変][文]かん・ず[サ変]寒さが身に染みる。「もやがすっかり晴れましたから、恐ろしく—・じて来ました」〈鏡花・玄武朱雀〉
かん・ずる【感ずる】
[動サ変][文]かん・ず[サ変] 1 外からの刺激のために、感覚器官にある感覚を起こす。「空腹を—・ずる」「暑さを—・ずる」 2 心の中にある種の気持ちを持つ。「うれしく—・ずる」「必要を—・ず...
かん・ずる【観ずる】
[動サ変][文]くゎん・ず[サ変] 1 心に思い浮かべて静かに観察する。「改めて世界の情勢を—・ずるに」 2 思いめぐらして物の真理・本質を悟る。観念する。「人生を無常と—・ずる」