かま・し【囂し】
[形ク]やかましい。かまびすしい。 [補説]ク活用の確実な例は見いだしがたいが、連語「あなかま」の「かま」がこれの語幹とみられるところから、ク活用であったと推定される。なお、「耳かましきまでの御...
かま‐びすし・い【喧しい/囂しい】
[形][文]かまびす・し[シク]《古くク活用であったものが、中世初期ごろからシク活用として用いられたもの》やかましい。かしましい。「—・い蝉(せみ)の鳴き声」「世間の声があれこれと—・い」「波の...
かも
[終助]名詞、活用語の連体形、まれに形容詞シク活用の終止形に付く。 1 感動を込めた疑問の意を表す。…かなあ。「一つ松幾代(いくよ)か経ぬる吹く風の声の清きは年深み—」〈万・一〇四二〉 2 感動...
きび・し【厳し】
[形ク] 1 あいているところがなく詰まっている。密である。「歯は白きこと斉(ひと)しく—・くして」〈西大寺本金光明最勝王経平安初期点〉 2 厳格である。容赦がない。「弾正をば霜台といふぞ。—...
きぶ・い
[形][文]きぶ・し[ク]《中世・近世上方語》 1 厳格である。「—・い人でよく清規を行はれたぞ」〈百丈清規抄・四〉 2 苛酷で容赦がない。「法が—・ければ」〈史記抄・李斯伝〉 3 がまんできな...
く‐かつよう【ク活用】
文語形容詞の活用形式の一。語尾が「く・く・し・き・けれ・○」と変化するもの。これに補助活用のカリ活用を加えて、「く(から)・く(かり)・し・き(かる)・けれ・かれ」とすることもある。「よし」「高...
けいよう‐し【形容詞】
1 国語の品詞の一。活用のある自立語で、文中において単独で述語になることができ、言い切りの形が口語では「い」、文語では「し」で終わるものをいう。「高い・高し」「うれしい・うれし」の類。事物の性質...
しく‐かつよう【シク活用】
文語形容詞の活用形式の一。語尾が「しく・しく・し・しき・しけれ・○」と変化するもの。これに補助活用のカリ活用を加えて、「しく(しから)・しく(しかり)・し・しき(しかる)・しけれ・しかれ」とする...
じ
[接尾]体言に付いて、シク活用の形容詞をつくる。 1 …ではない、…に関係ない、などの意を表す。「時(とき)—」 2 それらしいさま、そのようなようす、などの意を表す。「男—」「鴨—」 [補説]...
だいに‐けいようし【第二形容詞】
シク活用の形容詞。→第一形容詞