アセチル‐セルロース【acetyl cellulose】
セルロースと酢酸のエステル。プラスチック成形品・アセテート・フィルム・塗料・煙草のフィルターなどに使用。酢酸繊維素。酢酸セルロース。
アセテート【acetate】
アセチルセルロースを原料とする半合成繊維。絹に似た光沢と感触とをもち、吸湿性が小さく、熱に弱い。服地・下着類などに使用。アセテート人絹。アセテート繊維。アセテートレーヨン。 [補説]本来は酢酸の...
アミロイド【amyloid】
でんぷん類似物質。セルロースを硫酸で処理すると得られ、また、病的に脳・腎臓・膵(すい)臓などに生じることもある。アルツハイマー病の原因物質とされる。類でんぷん体。
あ‐りんかいすい【亜臨界水】
水を臨界点以下のセ氏374度、218気圧より低く、セ氏100度、1気圧以上にした状態。超臨界水に比べて酸化力が弱い。たんぱく質やセルロースなどをアミノ酸に分解するほか、比誘電率が低く油と容易に混...
アルカリ‐セルラーゼ【alkaline cellulase】
セルロースを分解するセルラーゼのうち、アルカリ性の環境でも安定して活性を示す酵素。好アルカリ菌が産生する酵素の一つで、衣料用洗剤などに利用される。
アルカリ‐セルロース【alkali cellulose】
セルロースを水酸化ナトリウム水溶液などのアルカリで処理したもの。ビスコース法による人造絹糸製造の中間体。アルカリ繊維素。
かがく‐パルプ【化学パルプ】
化学薬品を使って木材からリグニンなどを除き、セルロースを取り出したパルプ。用いる薬品により、亜硫酸パルプ・ソーダパルプ・硫酸塩パルプなどがある。機械パルプに比べて純度が高く、上質紙などに用いられる。
かっしょく‐ふきゅうきん【褐色腐朽菌】
木材腐朽菌の一種。木材に含まれるセルロースやヘミセルロースを選択的に分解する能力をもつ。名称は分解後に木材の褐色成分であるリグニンが残留し、褐色に変色することに由来する。サルノコシカケなどの担子...
か‐やく【火薬】
熱や衝撃によって爆発する物質で、そのエネルギーを有効に利用できるもの。火薬類取締法では、弾丸などの発射薬とロケット推進薬をいい、広くは爆薬・火工品を含めていう。ニトロセルロース・黒色火薬など。
カルス【callus】
1 植物体が傷を受けたときに、傷口をふさぐために増殖する組織。傷ホルモンの刺激によって形成される。癒傷(ゆしょう)組織。仮皮。 2 植物の篩板(しばん)の両側または片側に形成される物質。セルロー...