きせい‐さよう【気成作用】
マグマ固結の末期に、マグマから分離した高温のガス成分によって鉱物が生成したり岩石が変質したりする作用。
けっしょうぶんか‐さよう【結晶分化作用】
マグマの結晶作用に伴って、玄武岩質マグマから鉱物が晶出すると残りのマグマの化学組成が変わっていろいろの組成のマグマができること。
げんぶがんしつ‐マグマ【玄武岩質マグマ】
玄武岩の組成をもつマグマ。すべての火成岩の本源マグマと考えられ、地下100〜200キロ付近で、岩石の部分溶融によって生じる。
こうおん‐がんたい【高温岩体】
地下にある高温の岩体。マグマが冷えて固まる途中のものや、溶融したマグマ周辺の岩体などをさす。
こうか‐さよう【鉱化作用】
マグマ中の高温の気体や液体と岩石とが反応して、各種の鉱物を形成し、鉱床などを形成する作用。
こうずい‐げんぶがん【洪水玄武岩】
広大な溶岩台地をつくっている玄武岩。インドのデカン高原、北米のコロンビア台地、海底の海台などが知られ、台地状になることから、台地玄武岩、高原性玄武岩ともいう。大量のマグマがそのまま地殻の割れ目を...
こう‐みゃく【鉱脈】
岩石の割れ目を有用鉱物が満たしてできた板状の鉱床。多くはマグマから出た熱水溶液が鉱物を沈殿させてできる。
こすい‐ばくはつ【湖水爆発】
火口湖から大量の二酸化炭素が突然ふき出す自然災害。地下のマグマから湖水に二酸化炭素が継続的に供給され、小噴火や火口壁の崩壊などによって火口湖上にたまった二酸化炭素が山麓に流出する現象をさす。19...
コックス‐テール‐ジェット【cock's tail jets】
火山活動の現象で、マグマ水蒸気爆発に伴って発生する、雄鶏の尾のような形の、黒っぽい土砂混じりの噴煙。
コマチアイト【komatiite】
先カンブリア時代の緑色岩帯に産出する火山岩の一種。表面・内部に樹枝や植物の葉のような模様が見られる。超苦鉄質(ちょうくてつしつ)の岩石で、酸化マグネシウムを多く含む。現在よりも高温のマントルから...