あま‐の‐と【天の戸/天の門】
1 「天の岩戸」に同じ。「ひさかたの—開き高千穂の岳に天降(あも)りし」〈万・四四六五〉 2 日月の渡る空の道。大空。「秋風に声をほにあげて来る舟は—渡る雁(かり)にぞありける」〈古今・秋上〉 ...
あま‐の‐はら【天の原】
[名] 1 広々とした大空。「—ふりさけ見れば大君の御寿(みいのち)は長く天足らしたり」〈万・一四七〉 2 日本神話で、天上界のこと。高天原。「—石門(いはと)を開き神上がり」〈万・一六七〉 ...
あまはらし‐かいがん【雨晴海岸】
富山県高岡市と氷見(ひみ)市との境にある海岸。富山湾に臨み、岩礁(がんしょう)・白砂青松の続く景勝地で、万葉集にも詠まれている。夏は海水浴場となる。付近の桜谷の丘には国指定史跡の桜谷古墳がある。...
あま‐ぶね【海人舟】
漁師の乗る舟。「鮪(しび)釣ると—騒き塩焼くと人そ多(さは)にある」〈万・九三八〉 [補説]書名別項。→海人舟
あまみ【奄美】
鹿児島県、奄美大島にある市。大島紬(つむぎ)の主産地。黒糖焼酎造りも盛ん。平成18年(2006)3月に名瀬市・住用村・笠利町が合併して成立。旧笠利町は龍郷(たつごう)町をはさんだ飛び地。人口4...
あま・る【余る】
[動ラ五(四)] 1 多すぎて残りが出る。使いきれずに残る。「—・った小遣いは貯金する」「人手が—・る」 2 (多く「…にあまる」の形で) ㋐数量などがある基準を超える。「身の丈六尺に—・る大男...
あみじょう‐せいうん【網状星雲】
白鳥座にあって、薄いレースを広げたように見える星雲。数万年前に爆発した超新星の残骸で、放出されたガスは現在も膨張しつづけている。
あむ・す【浴むす】
[動サ四]湯や水を浴びせる。「さし鍋に湯沸かせ子ども…狐に—・さむ」〈万・三八二四〉 [動サ下二]に同じ。「湯わかして、—・せ奉らんとて」〈宇治拾遺・一三〉
アムステルダム【Amsterdam】
オランダの憲法上の首都。アムステル川がアイセル湖に注ぐ位置にある。環状・放射状の運河網が発達し、16世紀以来ヨーロッパ有数の商業都市として繁栄。人口、行政区75万、都市圏103万(2008)。→ハーグ
アムリツァル【Amritsar】
インド北部、パンジャブ州の商工業都市。パキスタンへ通じる交通の要衝。シク教の本山ハリマンディルサーヒブ(黄金寺院)がある。1919年、インド軍が非武装の市民に対して無差別に発砲した事件が起こった...