さん‐じゅう【三重】
1 三つ重なること。「二重—に防護する」「—衝突」 2 日本音楽で用いる語。 ㋐声明(しょうみょう)で、音域を三つに分けたうちの最高の高さの音域。 ㋑平曲で、美文調の韻文による詠嘆的な場面に使う...
さんじゅう‐ぎり【三重切り】
三段に花が挿せるように作ってある竹製の花器。
さんじゅう‐く【三重苦】
三つの苦しみが重なること。特に、盲・聾(ろう)・唖(あ)であること。
さんじゅう‐けつごう【三重結合】
原子間の結合が三つの共有結合からなるもの。-C≡C-(アセチレン結合)、-C≡N(シアン結合)など。
さんじゅうこう‐さんそ【三重項酸素】
基底状態にある酸素分子。分子軌道の一つが三重項状態というスピン量子数が1の状態にある。外部からエネルギーを得て励起されると一重項酸素という活性酸素になる。
さんじゅうこう‐じょうたい【三重項状態】
偶数個の電子をもつ原子や分子において、全電子のスピン量子数が1の状態。2個の不対電子のスピンが平行な組み合わせが3通りあり、スピン多重度は3となる。もっともエネルギーが低い安定した基底状態は、パ...
さんじゅう‐さつ【三重殺】
⇒トリプルプレー
さんじゅう‐しょう【三重唱】
三人の歌い手による重唱。トリオ。
さんじゅう‐しょうてんレンズ【三重焦点レンズ】
場所によって三つの焦点距離をもつレンズ。遠近両用、遠中近用の眼鏡などに用いられ、用途が異なる三つのレンズの間にはっきりとした境目が存在する。三焦点レンズ。トリフォーカルレンズ。
さんじゅう‐すいそ【三重水素】
水素の同位体で、質量数3のもの。トリチウム。