とうかんきこう【東関紀行】
鎌倉中期の紀行。1巻。作者は鴨長明・源光行・源親行などが擬せられたが未詳。仁治3年(1242)以後に成立。京都から鎌倉に下る旅と、鎌倉滞在中の見聞を、流麗な和漢混交文で記したもの。
どせき‐りゅう【土石流】
長雨や豪雨によって水を含んだ粘土や岩片が、突然一気に山の斜面を流れ下る現象。
ぬさ【幣】
1 祈願をし、または、罪・けがれを払うため神前に供える幣帛(へいはく)。紙・麻・木綿(ゆう)などを使う。みてぐら。御幣(ごへい)。幣帛。 2 旅の無事を祈って贈るもの。はなむけ。「さて東に帰り下...
のぼ・る【上る/登る/昇る】
[動ラ五(四)] 1 下から上へ、低い所から高い所へ移る。⇔下る。 ㋐他より一段と高い所へ移り進む。「山に—・る」「演壇に—・る」 ㋑そこを通って高い所に行く。「坂道を—・る」 ㋒川の上流へ向か...
はせ‐くだ・る【馳せ下る】
[動ラ五(四)] 1 高地から低地へ馬などをかけさせる。走り下る。「ふもとの村まで—・る」 2 大急ぎで都から地方へ向かう。「都を立って播磨国に—・り」〈太平記・二七〉
ハックルベリーフィンのぼうけん【ハックルベリーフィンの冒険】
《原題The Adventures of Huckleberry Finn》マーク=トウェーンの長編小説。1884年刊。「トム=ソーヤーの冒険」の続編。浮浪少年ハックルベリーが逃亡中の奴隷ジムと...
ひかる‐げんじ【光源氏】
源氏物語の主人公。桐壺の帝の第2皇子。母は桐壺の更衣(こうい)。源氏の姓を賜って臣籍に下る。光君(ひかるきみ)。源氏の君。
ひじかわ‐あらし【肱川嵐/肱川あらし】
愛媛県西部を流れる肱川に沿って、上流の大洲(おおず)盆地で発生した霧が強風とともに流れ下る現象のこと。10月〜3月の朝に起こる。冬型の気圧配置がゆるみ、大洲盆地と瀬戸内海との気温差が大きく、海上...
フェード‐げんしょう【フェード現象】
自動車で長い坂道を下る際に、フットブレーキを使いすぎることでブレーキパッドが過熱し、制動力が落ちる現象。→ベーパーロック
フェーン【(ドイツ)Föhn】
山を越えて平地へ吹き下ろす乾燥した高温の風。空気が山腹を上るときは冷却して雨を降らし、山腹を下るときは温度が上がって乾燥する。元来はアルプスの北麓(ほくろく)に吹き下ろす局地風の名。フェーン現象。