した‐ぐら【下鞍/韉】
馬具の名。鞍橋(くらぼね)の下に敷いて、馬の両脇に当てるもの。ふつう2枚重ねにして用い、上を切付(きっつけ)、下を肌付(はだつけ)という。鞍下(くらした)。
した‐けい【下罫】
文字を書くとき、字の列が乱れないように紙の下に敷く、罫線を引いたもの。
した‐けんぶん【下検分】
[名](スル)あらかじめ調べておくこと。下見。「式場を—する」
した‐げいこ【下稽古】
1 本番に備えて、前もって練習しておくこと。また、その稽古。前稽古。 2 芸事などの稽古に行く前に、自分で予習しておくこと。
した‐こが・る【下焦がる】
[動ラ下二]《「した」は心の意》心中ひそかに恋い慕って思い悩む。「あしひきの山田もる庵におく蚊火の—・れつつわが恋ふらくは」〈新古今・恋一〉
した‐ごい【下恋】
《「した」は心の意》心の中で恋い慕うこと。ひそかに恋しく思うこと。「—に思ひうらぶれ門に立ち」〈万・三九七八〉
した‐ごころ【下心】
1 心の奥深く思っていること。心底。本心。 2 心に隠しているたくらみごと。「親切にしてくれるのは—があってのことだ」 3 漢字の脚の一。「忝」「恭」、「感」「悲」などの「⺗」「心」の称。「忄(...
した‐ごしらえ【下拵え】
[名](スル) 1 あらかじめ準備をしておくこと。下準備。「研究論文の—をする」 2 料理の前にだいたいに作っておくこと。「お節料理の材料を—する」
した‐ごや【下小屋】
建築工事中に、大工や石工などが建材の下ごしらえをするための仮設の建物。
した‐ごろも【下衣】
上衣の下に着る衣。下着。「白たへのあが—失はず持てれわが背子(せこ)ただに逢ふまでに」〈万・三七五一〉