おたいこ‐むすび【御太鼓結び】
女帯の結び方の一。掛けを結び目の中に入れて、太鼓の胴のように丸く膨らませて結ぶもの。
おたふく‐めん【阿多福面】
顔が丸く、ひたいが高く、鼻が低くてほおの豊かな女性の面。おかめ。
おたま‐じゃくし【御玉杓子】
1 汁をすくうのに使う丸い杓子。「御多賀杓子(おたがじゃくし)」に基づく語ともいう。 2 カエルの幼生。卵から孵化(ふか)して成体になるまでをいい、丸い体に尾がある。蝌蚪(かと)。かえるご。《季...
おっとせい【膃肭臍】
アシカ科の哺乳類。体長は雄が約2メートル、雌が約1メートル。頭は丸く、四肢はひれ状で、全身に刺毛と綿毛が密生。北太平洋に分布し、夏、小さな島に多数集まり、一夫多妻の集団をつくって繁殖する。毛皮は...
お‐づつ【尾筒】
1 馬の尾にかぶせる袋。尾袋(おぶくろ)。 2 獣の尾の、付け根の丸く膨れた部分。「最前ののら犬めと、—を取って引き戻し」〈浄・井筒業平〉
おと‐むすこ【弟息子/乙息子】
長男に対し、それより下の息子。また、末の息子。「それがしは故河津が—、祐成が弟箱王丸と申して」〈浄・五人兄弟〉
おとめ‐とうげ【乙女峠】
神奈川・静岡県境にある峠。標高1005メートル。箱根山の稜線(りょうせん)を越える場所で、金時山(標高1213メートル)と丸岳(標高1156メートル)の鞍部(あんぶ)にあたる。箱根越え最古の街道...
おなり‐きり【御成切】
亥(い)の子の日に、宮中、のちには幕府から臣下に賜った亥の子餅(もち)。碁石ほどの大きさに丸めて平たくしたもの。「本朝にも十月のゐのこなんどを—と云ひて」〈四河入海・六〉
お‐はぎ【御萩】
1 《萩の餅(もち)をいう女房詞から》もち米、またはもち米とうるち米とをまぜて炊き、軽くついて丸め、小豆餡・きな粉・すりごまなどをまぶしたもの。彼岸に作る。ぼたもち。はぎのはな。 2 醜い女の意...
おび‐じめ【帯締(め)】
女帯を結んだとき、解けないように帯の上から締める丸ぐけ・組紐など。お太鼓の内側を通して前面で結ぶ。組紐の両端につけた金具で留めるものはふつう帯留めという。