たちまち【忽ち】
[副]《「立ち待ち」の意からか》 1 非常に短い時間のうちに動作が行われるさま。すぐ。即刻。「うわさが—広がる」「飲めば—効く薬」「—のうちに売り尽くす」 2 思いがけなく、ある事態が発生するさ...
たつぎ【鐇】
《「たつき」とも》木を伐採するのに用いる刃はばの広い大きな手斧(おの)。「斧—を二三度ばかりうち立つるほどに」〈今昔・一一・二二〉
た‐のごい【手拭ひ】
「てぬぐい」に同じ。「東の門に居て、布の—を前に敷きたり」〈今昔・一六・二三〉
たむら【田村】
謡曲。二番目物。今昔物語などに取材。旅僧が清水寺に参詣すると、坂上田村麻呂の霊が現れて寺の縁起と軍功を語る。
だん・ずる【断ずる】
[動サ変][文]だん・ず[サ変] 1 きっぱりと決める。決定する。「偽物と—・ずる」 2 裁いて罪を決める。裁断を下す。「罪を—・ずるに私見を交えず」 3 断ちきる。特に、迷いを断つ。「種々の煩...
ち‐そう【馳走】
[名](スル) 1 《その準備のために走りまわる意から》食事を出すなどして客をもてなすこと。また、そのための料理。「友人宅で—にあずかる」→御馳走(ごちそう) 2 走り回ること。奔走。「東西に—...
ちつ【秩】
官職。つかさ。また、その在任の期間。「予州の官二人、—満ちて」〈今昔・九・三一〉
ちゅう‐げん【中間】
[名](「仲間」とも書く) 1 ㋐昔、公家・寺院などに召し使われた男。身分は侍と小者との間に位する。中間男。 ㋑江戸時代、武士に仕えて雑務に従った者の称。 2 江戸幕府の職名。江戸城内の部署の...
ちゅう‐なん【中男】
1 2番目のむすこ。次男。「一の衣をば、我が—なる汝が弟に与へよ」〈今昔・二〇・三三〉 2 養老令で、17歳以上20歳以下の男子。大宝令では少丁(しょうてい)という。
ちょう【張】
[名]二十八宿の一。南方の第五宿。海蛇座の一部にあたる。ちりこぼし。張宿。
[接尾]助数詞。 1 弓・琴など、弦を張ったものを数えるのに用いる。「弓は一人して二—三—、矢は四腰五腰も用意せよ...