お【御】
[接頭]《「おん(御)」の音変化で、中世以降の成立》 1 名詞に付く。 ㋐尊敬の意を表す。相手または第三者に属するものに付いて、その所属、所有者を敬う場合と、敬うべき人に対する自己の物や行為に付...
おう‐こ【往古】
《古くは「おうご」》過ぎ去った昔。大昔。往昔(おうせき)。「—はイザ知らず、凡(およ)そ五世以降」〈福沢・福翁自伝〉
おおくち‐ばかま【大口袴】
裾の口が大きい下袴。平安時代以降、公家が束帯のとき、表袴(うえのはかま)の下に用いた。紅または白の生絹(すずし)・平絹(ひらぎぬ)・張り帛などで仕立ててある。鎌倉時代以後は、武士が直垂(ひたたれ...
おおず‐じょう【大洲城】
大洲市にある旧大洲藩の城。元弘元年(1331)、宇都宮豊房の創築という。慶長年間(1596〜1615)藤堂高虎・脇坂安治らが修築。元和3年(1617)以降、加藤氏が在城。本丸の台所櫓・高欄櫓、二...
おおわだ‐の‐とまり【大輪田の泊】
現在の神戸港内にあった古代の港。行基(ぎょうき)の築造と伝えられ、平清盛が修築して要港となった。中世以降、兵庫島・兵庫津と称された。
おおん‐ぞ【御衣】
1 着る人を敬って、その衣服をいう語。お召し物。みぞ。「なよよかなる—に、髪はつやつやとかかりて」〈源・若紫〉 2 夜着(よぎ)。「—ひきかづきて臥し給へり」〈源・葵〉 [補説]中世以降は「おん...
おかざき‐じょう【岡崎城】
岡崎市にある城。徳川家康の祖父松平清康が居城とし、家康もここで生まれ、一時本拠とした。明和6年(1769)以降は本多氏が在城。第二次大戦後、天守閣を復興。竜が城。
おかし
平安時代、「もののあわれ」と並ぶ美的理念の一。枕草子の主調美で、知的興味をそそられる感覚的、直観的な明るい情趣。室町時代以降は、こっけいの意で用いられ、狂言・俳諧・狂歌などの笑いの文学の底流とな...
おきなわ‐しゃかいたいしゅうとう【沖縄社会大衆党】
沖縄県の地域政党。米軍施政下の昭和25年(1950)に結成。以降、日本社会党(現社会民主党)・民社党・日本共産党などの全国政党と協力しつつ、国政・県政で活動する。
おきなわしんこうかいはつ‐きんゆうこうこ【沖縄振興開発金融公庫】
沖縄における産業の開発を促進するため、長期資金の融資などを行う政府系金融機関。昭和47年(1972)設立。 [補説]平成24年(2012)以降に日本政策金融公庫に統合される予定だったが、沖縄振興...