け‐にく・し【気憎し】
[形ク] 1 なんとなく憎らしい。「寄りて傍に伏すに、女、—・くも驚かず」〈宇治拾遺・九〉 2 そっけない。愛想がない。「然(さ)やは—・く仰せ言を映えなうもてなすべき」〈枕・二三〉 3 気詰ま...
げ‐ざ【下座】
[名](スル) 1 貴人に対して行う礼。座をおりて平伏すること。「門番が忽ち本門の側に—した」〈鴎外・渋江抽斎〉 2 しもての座席。しもざ。⇔上座。 3 歌舞伎劇場で、囃子(はやし)方のいる席。...
こい‐ふ・す【臥い伏す】
[動サ四]《「こい」は「こ(臥)ゆ」の連用形》倒れ伏す。また、もだえ伏す。「うち靡(なび)き床に—・し」〈万・三九六二〉
さん【餐】
《「ざん」とも》飲食すること。また、飲食物。「僅かに一日の—を求めかねてみづから溝壑(こうがく)に倒れ伏す」〈太平記・一一〉
しょう‐ふく【懾服/懾伏/慴伏】
[名](スル)勢いに恐れてひれ伏すこと。「ぼくには—した竜王なぞ見えてこない」〈小林秀雄・実朝〉
陣門(じんもん)に降(くだ)・る
敵に敗れて降参する。降伏する。軍門に降る。「敵の—・る」
すがる【蜾蠃】
1 ジガバチの古名。「飛びかける—のごとき腰細に」〈万・三七九一〉 2 鹿の古名。「—伏す木ぐれが下の葛まきを吹き裏がへす秋の初風」〈山家集・中〉
せめ‐ぬ・く【攻(め)抜く】
[動カ五(四)]徹底的に攻める。最後まで攻めつづける。また、城や敵の陣地を攻め落とす。「降伏するまで—・く」
そっ‐か【足下】
[名] 1 足の下。足もと。「—にひれ伏す」 2 相手の足もと、あなたのそばの意で、手紙の脇付(わきづけ)に用いる語。「田中太郎様—」
[代]二人称の人代名詞。同等、または、それ以下の相手に...
たま‐の‐おごと【玉の小琴】
玉で飾った琴。また、美しい琴。「ひざに伏す—の事なくはいたくここだく我恋ひめやも」〈万・一三二八〉