ちょうぶく‐ほう【調伏法】
密教で、怨敵(おんてき)・悪魔などを調伏する修法。不動・降三世(ごうざんぜ)・軍荼利(ぐんだり)・金剛夜叉(こんごうやしゃ)明王など忿怒(ふんぬ)の相を表すものを本尊として修する。調法。
つくば・う【蹲う】
[動ワ五(ハ四)]《「突(つ)き這(は)う」の意》 1 うずくまる。しゃがむ。「—・って草をむしる」 2 平伏する。ひれふす。「裃をも脱ぐべし。…—・うて待つべし」〈虎明狂・庖丁聟〉
なげき【嘆き/歎き】
《「長息(ながいき)」の音変化》 1 深く悲しむこと。悲しみにひたること。「—に沈む」「—のあまり病に伏す」 2 ある物事に対して、悲しみ憤ること。「物価高にあえぐ国民の—」 3 思い通りになら...
なみ‐だ・つ【波立つ】
[動タ五(四)] 1 波が立つ。波が起こる。また、波のように起伏する。「湖面が—・つ」 2 争いごとが起きて、騒がしくなる。「周囲が—・つ」 3 心が動揺する。「不安に胸が—・つ」
涙(なみだ)に沈(しず)・む
ひどく涙を流す。泣き伏す。「悲しみのあまり—・む」
ねうし‐おきうま【寝牛起(き)馬】
[連語]牛は伏すのを、馬は立つのを好むということ。人の好みがさまざまであることのたとえ。
ね‐ど【寝所】
寝床。寝所(しんじょ)。「安太多良(あだたら)の嶺(ね)に伏す鹿猪(しし)のありつつも我(あれ)は至らむ—な去りそね」〈万・三四二八〉
ねま・る
[動ラ四] 1 とじこもる。また、黙座する。「—・りて物を思案することが大人の志のやうなぞ」〈史記抄・周本紀〉 2 すわる。また、ひれ伏す。「これ軍右衛門が—・り申して手をつかへる」〈浄・宵庚申...
のい‐ふ・す【偃す】
[動サ四]《「のきふす」の音変化》あおむけに寝る。倒れ伏す。「門をだにささで、やすらかに—・したれば」〈大鏡・道長上〉
のえ‐ふ・す【偃す】
[動サ四]《「のいふす」の音変化》 1 風になびく。「草に風を加ふる時は—・さずといふ事なし」〈太平記・八〉 2 ひれ伏す。平伏する。付き従う。のいふす。「我が神国の天(あま)の村雲百王護国の御...