つくり‐やまぶし【作り山伏】
山伏の姿をよそおった、にせの山伏。「判官殿十二人の—となって、奥へおん下りのよし」〈謡・安宅〉
とう‐ふく【倒伏】
[名](スル)稲・麦・樹木などがたおれること。
ねぎやまぶし【禰宜山伏】
狂言。禰宜と山伏が茶店で争い、亭主の提案で大黒天を祈り合って験(しるし)のあるほうを勝ちとすることにしたが、大黒天は禰宜のほうばかり向いて浮かれる。
の‐ぶし【野伏/野臥】
1 山野に寝起きして修行する僧。山伏。 2 (「野武士」とも書く)中世、山野に隠れて、追いはぎや強盗などを働いた武装農民集団。のぶせり。 3 合戦に先だち小人数で攻撃をしかけること。「—ヲカクル...
はい‐ふく【拝伏】
[名](スル)ひれふすこと。ふしおがむこと。「閣下の像の下に—することが出来る恩沢」〈荷風・ふらんす物語〉
ふく【伏】
[常用漢字] [音]フク(漢) ブク(呉) [訓]ふせる ふす 〈フク〉 1 地にふせる。「伏拝/起伏・倒伏・俯伏(ふふく)・平伏」 2 隠れて表面に現れない。ひそむ。「伏在・伏線・伏兵・伏流...
ふくろやまぶし【梟山伏】
狂言「梟(ふくろう)」の異称。大蔵流が「梟」、和泉(いずみ)流が「梟山伏」を用いる。
ふ‐ふく【俯伏/俛伏】
[名](スル) 1 頭を下げてうつむくこと。恐れ入ること。「—して憐れみを乞う」 2 手に笏(しゃく)を持ち、腰を折って深く礼をすること。
へい‐ふく【平伏】
[名](スル)両手をつき、頭が地面や畳につくほどに下げて礼をすること。ひれふすこと。「足下に—する」
ほ‐ふく【匍匐/蒲伏】
[名](スル)腹ばいになって、手と足ではうこと。「—しながら敵陣に近づく」