あく‐びょうどう【悪平等】
[名・形動]何もかも一律に平等に扱うこと。形の上だけ平等にして、かえって不公平になっていること。また、そのさま。「頭割りでは—な仕事だ」
いっしょ‐くた【一緒くた】
雑多な物事が秩序なく一つになっていること。ごちゃまぜ。「何もかも—に扱う」「—に煮込む」
いっ‐とう【一統】
[名](スル) 1 一つにまとめて治めること。統一。「天下を—する」 2 一つにまとまった全体。一同。総体。「同窓の—」「町内会御—様」
[副]おしなべて。いちように。「入塾之書生は何もかも...
うち‐まか・す【打(ち)任す】
[動サ五(四)]すっかり任せる。任せきる。「何もかも—・して倚(よ)りすがりたい憧れ」〈有島・星座〉
[動サ下二] 1
に同じ。「衣紋を直すも、褄を揃うるも、皆他(ひと)の手に—・せつ」〈...
かき‐たく・る【掻きたくる】
[動ラ四]《「かきたぐる」とも》 1 掻き集める。取り集める。「何もかも—・るやうにして見たけれど」〈松翁道話・三〉 2 かきむしる。「掻いて掻いて—・り」〈浄・孕常盤〉 3 (「かきたくるほど...
かくいつ‐てき【画一的】
[形動]何もかも一様で、個性や特徴のないさま。「—な教育」
がっ‐さい【合切】
何もかも。全部。残らず。多く他の語と複合して用いられる。「一切(いっさい)—」
ぐり‐はま
《「はまぐり」の「はま」と「ぐり」を逆さにした語》物事の手順、結果が食い違うこと。ぐれはま。「何もかも—になる」「おめえ達の奇談は、いつでも—、とんちんかんだから」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
こ‐な‐た【此方】
[代] 1 近称の指示代名詞。ある地点より話者のいる地点に近い場所・方向などを示す。こちら。こっち。「山の—」「静に—を振り向いて」〈二葉亭訳・あひゞき〉 「—へ給はらん」〈平家・一一〉 2 二...
しゃちら‐さんぼう
[副]手当たりしだい。めちゃくちゃに。「旦那の掛けも何もかも、—近づき中に痛手を負はせ」〈浄・氷の朔日〉