いい‐しらけ【言(い)白け】
《「いいじらけ」とも》 1 発言がその場にそぐわなくて気まずくなること。「最早(もう)来玉うな、何しに来ん、お前様こそ、の—に、見合さぬ顔も僅か二日目」〈一葉・闇桜〉 2 言い負けること。「言ひ...
かすり【掠り/擦り】
1 かすること。 2 文字がかすれていること。また、その箇所。 3 上前(うわまえ)。口銭(こうせん)。「—をとる」 4 かすり傷。「肩先に僅かの—負ひて」〈浮・新可笑記・五〉 5 地口(じぐち...
き‐こ【旗鼓】
1 軍旗と太鼓。「—堂々」 2 軍隊。軍事。「将軍の名は唯だ僅か—に光栄を添うるの一具となれるのみ」〈田口・日本開化小史〉
さん【餐】
《「ざん」とも》飲食すること。また、飲食物。「僅かに一日の—を求めかねてみづから溝壑(こうがく)に倒れ伏す」〈太平記・一一〉
人生(じんせい)僅(わず)か五十年(ごじゅうねん)
人生の短いことのたとえ。人間僅か五十年。
だい【大】
[名・形動] 1 形・規模・数量などの大きいこと。また、そのさま。「声を—にする」⇔小。 2 程度のはなはだしいこと。また、そのさま。「責任は—である」 3 その社会で水準以上にすぐれていること...
念(ねん)もな・い
1 考えがあさはかである。もの足りない。「二度ともなれば—・きことぐせどもをぞ僅かにまねぶめる」〈無名抄〉 2 残念である。無念である。「敵に焼き殺されてありと言はれんずるは、—・き事なり」〈義...
ラム‐シフト【Lamb shift】
水素原子中の電子のエネルギー準位に見られるごく僅かなずれ。1947年、W=ラムとR=レザフォードにより発見された。後に繰り込み理論を導入した量子電磁力学により、実験結果が説明された。ラム・レザフ...