きょう‐せい【共生/共棲】
[名](スル) 1 共に同じ所で生活すること。 2 異種の生物が、相互に作用し合う状態で生活すること。相利共生と片利共生があり、寄生も含めることがある。
きょうせい‐かん【共生感】
《(フランス)symbiose》人間が自分以外の事物と共通の生命をもつとする発想。呪術・宗教の発生を基礎づける観念とみなされる。
きょうせい‐さいきん【共生細菌】
真核生物の細胞や動植物と共生する細菌。動物の腸の内部に生息する腸内細菌、マメ科の植物の根に着生する根粒菌など。
きょうせい‐しゃかい【共生社会】
障害の有無や年齢・性別・国籍の違いなど、さまざまな違いのある人々が、対等な立場で相互に尊重しあい、多様な形で参加・貢献できる社会。
きょうせいしゃかい‐ホストタウン【共生社会ホストタウン】
2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて国が推進した事業の一つ。日本の地方公共団体と参加国の交流を目的とするもので、533の自治体と185の相手国・地域が参加した。
きょうせい‐しょくぶつ【共生植物/共棲植物】
⇒コンパニオンプラント
きょうせい‐しんせい【共生新星】
共生星で発生する急激な増光現象。赤色巨星から流出した物質が白色矮星(わいせい)に降着し、爆発的な核反応を起こすことで生じる。
きょうせい‐せい【共生星】
赤色巨星と白色矮星(わいせい)からなる連星。低温の巨星から白色矮星に向かって恒星風が流出し、降着円盤を形成する。それぞれ単体で存在するときとは異なる化学進化を経る。
きょうせい‐せつ【共生説】
⇒細胞内共生説
きょうせい‐そう【共生藻】
造礁性のサンゴのほか、一部のクラゲやイソギンチャクの細胞内に共生する褐虫藻の総称。