ぎょ‐りん【魚鱗】
1 魚のうろこ。 2 うお。さかな。 3 兵法で、陣立ての一。魚のうろこの形のように、中央部を突出させて、人の字形に配置した陣形。
ぎょ‐れい【魚麗】
中国古代兵法による陣形の一。楕円形の陣立てで、魚群が進む形に似ているところからいう。ぎょり。
くすのき‐りゅう【楠木流】
近世、楠木正成を流祖と称した兵法の流派。正成流。
くらまてんぐ【鞍馬天狗】
謡曲。五番目物。鞍馬山の大天狗が源氏再興を目ざす牛若丸に兵法を授け、将来の助力を約束する。
大仏次郎(おさらぎじろう)の小説。大正13年(1924)から昭和40年(1965)にかけて四十数編...
ぐん‐がく【軍学】
用兵・戦術など兵法を研究する学問。兵学。
ぐんがく‐しゃ【軍学者】
軍学を研究し、それによく通じている人。兵法者。軍者。
ぐん‐ぽう【軍法】
1 戦争の方法。戦術。兵法。 2 軍隊の法律。軍隊の刑法。軍律。
ぐんぽう‐しゃ【軍法者】
1 戦術、兵法に通じた人。 2 策士。知恵者。
剣(けん)は一人(いちにん)の敵(てき)学(まな)ぶに足(た)らず
《「史記」項羽本紀から》剣術は一人を相手にする技術にすぎないから学ぶ価値はない。天下を望む者は万人を相手とする兵法をこそ学ぶべきである。
こうしゅう‐りゅう【甲州流】
小幡勘兵衛景憲(かげのり)が創始した兵法の一流派。江戸初期に始まり、武田信玄・山本勘助らの流儀を受け継いだといわれる。信玄流。武田流。