たとえ‐ば【例えば】
[副] 1 前に述べた事柄に対して具体的な例をあげて説明するときに用いる語。例をあげていえば。「球技、—野球やテニスが好きだ」 2 多く「ようだ」「ごとし」を伴って、ある事柄を他の事にたとえると...
ダイクシス【deixis】
文法で、話し手と聞き手のいる場所や関係、時間などの文脈によって意味が決定する表現。人称(私・あなたなど)、指示詞(こそあど)、時制(今・明日など)などにみられる。直示(ちょくじ)。 [補説]例え...
だれか‐さん【誰かさん】
具体的な名をあげないで人をさす語。多く、特定の人を遠回しにさす場合に用いる。「—は今日も遅刻かな」
だれ‐それ【誰某】
[代]《古くは「たれそれ」》不定称の人代名詞。具体的な名をあげないで人をさしたり、名のわからないときに人をさしたりする語。なにがし。「—に聞いた話」「—とかいう人も来ていた」
だれ‐だれ【誰誰】
《古くは「たれたれ」》不定称の人代名詞。 1 具体的でなく、漠然と二人以上の人をさす語。だれとだれ。「今日の参加者は—か」 2 なんとかいう人。だれそれ。「どこの—かわからない」
ちゅう‐しょう【抽象】
[名](スル)事物または表象からある要素・側面・性質をぬきだして把握すること。⇔具象/具体。→捨象「この統計からは単にそういうようなことを—して」〈梶井・のんきな患者〉
ちゅうしょう‐がいねん【抽象概念】
事物・事象の具体的全体から一般的性質をもつ部分を抽象したものを示す概念。⇔具体概念。
ちゅうしょう‐てき【抽象的】
[形動] 1 いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。「本質を—にとらえる」 2 頭の中だけで考えていて、具体性に欠けるさま。「—で、わかりにくい文章」⇔具象的/具体的。
ちゅうしょう‐ろん【抽象論】
物事の実体・具体性を備えていない、単に頭の中で考えられただけの意見や考え。
ちゅうじつ‐ぎむ【忠実義務】
職務などを忠実に行う義務のこと。会社法第355条では、取締役が株式会社のために、職務を忠実に行う義務があることを定めている。 [補説]注意義務と忠実義務の関係については、両者を同質とする説と異質...