きり‐ひろ・げる【切(り)広げる】
[動ガ下一][文]きりひろ・ぐ[ガ下二]切り開いて中を広くする。「堀を—・げる」
きり‐び【切(り)火/鑽り火】
1 ヒノキ・モミなどの堅い材に細い丸棒をもみこみ、その摩擦熱でおこす火。 2 火打ち石と火打ち金(がね)を打ち合わせておこす火。 3 旅立ちや外出などの際、火打ち石で身に打ちかける清めの火。「—...
きり‐びしゃく【切り柄杓】
茶の湯の風炉点前で、湯を汲み出したあとの柄杓の置き方の一。柄を親指と人差し指の間に置き、その掌(てのひら)をからだと反対側の向きに開いて釜に置く。→置き柄杓
きり‐びと【切り人】
主君の寵愛(ちょうあい)を受けて権勢を振るう人。切り者。切れ者。「院の—して、やうやうに讒奏(ざんそう)せられ候ふなれ」〈平家・八〉
きり‐ふう【切(り)封】
⇒腰文(こしぶみ)
きり‐ふ・せる【切(り)伏せる/斬(り)伏せる】
[動サ下一][文]きりふ・す[サ下二]人を切って倒す。「一刀のもとに—・せる」
きり‐ふだ【切(り)札】
1 トランプで、他のすべての札を負かす力を与えられた札。 2 とっておきの最も有力な手段。「最後の—を出す」「—となる証拠」
きり‐ぶた【切(り)蓋】
煮物などのとき、鍋のふたを少しずらしてかぶせること。
きり‐ほど・く【切り解く/斬り解く】
[動カ五(四)] 1 結んであるひも・縄などを切ってほどく。「小包のひもを—・く」 2 互いに切り合っている刀を離す。「切り結びては—・き」〈浄・用明天王〉
きり‐ぼう【切(り)棒】
駕籠(かご)をかつぐ棒の短いもの。また、その駕籠。