くしがた‐の‐あな【櫛形の穴】
清涼殿の鬼の間の東南の隅から昼御座(ひのおまし)の西南の隅の壁にかけて、柱を中にして設けた半月形の窓。天皇が殿上の間を見るためにつくったものという。くしがた。
くるり‐や【矪矢】
桐またはヒノキで作った小鏑(こかぶら)の先端に、半月形の小雁股(こがりまた)をつけた矢。水面を跳ね進むので、水鳥を射るのに用いる。くるりの矢。くるり。
げん【弦】
[常用漢字] [音]ゲン(呉) [訓]つる 〈ゲン〉 1 弓のつる。「鳴弦」 2 (「絃」と通用)弦楽器の糸。糸を張った楽器。「弦歌・弦楽/管弦・三弦・調弦」 3 半月。また、半月の両端を結ん...
こうがい‐びる【笄蛭】
渦虫綱コウガイビル科の扁形動物。プラナリアの仲間。体は平たく細長いひも状で、前端が半月形に広がる。体長5〜15センチのものが多いが、80センチに達するものもある。全体に黒色または黄色。陸上の湿っ...
こ‐づめ【小爪】
1 つめの小さい切りくず。 2 つめの生え際にある、半月形の白い部分。爪半月。
ごりん‐とう【五輪塔】
地・水・火・風・空の五大をそれぞれ方形・円形・三角形・半月形・宝珠形に石などでかたどり、順に積み上げた塔。平安中期ごろ密教で創始され、大日如来を意味したが、のちには供養塔・墓標などとされた。五輪...
さん‐はんげつべん【三半月弁】
⇒半月弁(はんげつべん)
しけ‐しだ【湿羊歯】
メシダ科の多年生のシダ。山野に自生。葉は長さ20〜40センチで羽状複葉。葉の裏の胞子嚢(ほうしのう)は半月形の膜で覆われている。
しも‐の‐ゆみはり【下の弓張り】
満月から新月になる間の半月。下弦の月。「折節秋の始めの月は、—なり」〈平家・七〉
しょうじ‐の‐いた【障子の板】
大鎧(おおよろい)の肩上(わたがみ)の上に立てた半月形の鉄板。袖の冠(かぶり)の板が首に当たるのを防ぐもの。