くち‐ごうしゃ【口巧者】
[名・形動]口先のうまいこと。また、その人や、そのさま。口じょうず。「—な横着ものめ」〈芥川・闇中問答〉
くり‐あげ【繰(り)上げ】
1 繰り上げること。⇔繰り下げ。 2 足し算で、上のけたに数を繰り入れること。 3 義太夫節で、音を高めて強く語る節回し。 4 歌舞伎で、問答や口論の末に、両方掛け合いで、「さあさあさあ」と調子...
くるまぞう【車僧】
謡曲。五番目物。車僧が車で嵯峨野(さがの)に来ると、愛宕(あたご)山の大天狗(てんぐ)が現れて禅問答を挑むが、車僧に負かされる。
ぐもん‐ぐとう【愚問愚答】
愚かな問答。無意味な問答。
ぐん‐き【群起】
[名](スル) 1 多くの人々が一時に事を起こすこと。「武人地方に—し、封建の元素を形成するに及んで」〈田口・日本開化小史〉 2 多くの事物が一時にむらがり起こること。「傍徨擬疑の—する一事に至...
けん‐とく【見得】
1 仏語。自らの智慧(ちえ)を働かせて真理を悟ること。 2 会得すること。理解すること。「この二つを継ぐものを—すれば」〈都鄙問答・三〉
こうきょう【孝経】
中国の経書。1巻。中国古代の孝道について孔子と曽子(そうし)が交わした問答を、曽子の門人が記述したものとされる。「古文孝経」と「今文孝経」の二つのテキストがある。
こうきょう‐ようり【公教要理】
問答形式で書かれたカトリックの教義書。カトリック要理。
こうしけご【孔子家語】
孔子の言行や、孔子と門人との問答などを集録した書。10巻。原本は27巻あったらしいが、散逸。現存のものは魏の王粛の偽作とされる。日本にも平安時代から伝わる。
こうていだいけい【黄帝内経】
中国の古典医学書。戦国時代から秦・漢にかけて、医学文献を集大成したものとされる。現存本は「素問(そもん)」「霊枢(れいすう)」に分けられ、黄帝と岐伯(きはく)・雷公(らいこう)らとの問答形式で、...