出典:gooニュース
伊吹元衆院議長 企業団体献金禁止を否定「間違った内容を前提に約束があったと一人歩きするのはおかしい」
いまの国会の焦点の1つ、「企業・団体献金」の禁止をめぐり自民党はきょう、これまでの政治改革の議論に詳しい伊吹元衆院議長を講師として招き、勉強会をおこないました。「企業・団体献金」の禁止をめぐっては、与野党でことし3月末までに結論を出すことで合意していて、自民党は先月、「企業・団体献金」は存続させたうえで透明度を高めることなどを目的とした法律の改正案を国会に提出しています。
伊吹文明元衆院議長、企業・団体献金は存続で「決着済み」 野党主張の「禁止は約束」否定
企業・団体献金については、6年に当時の細川護熙首相と河野洋平自民総裁が「政治家の資金管理団体に対して、5年に限り、年間50万円を限度に認める」とする合意書を交わし、11年に法改正が実現した。小泉氏によると、伊吹氏は合意書について「企業・団体献金禁止は問題になっていない」と説明。11年の法改正時の野党も企業・団体献金を存続させる前提だったとの認識を示した。
企業・団体献金の「見返り」巡り石破首相と野党が水掛け論 政策決定への影響の有無で溝
首相は「規律のもとで企業・団体が献金を行うことは肯定されるべきだ」と応じ、政策決定への影響がないと示すために「透明性を極限まで高めることは大事だ」と主張した。与野党は企業・団体献金の扱いについて3月末までに結論を得ることで合意しているが、見解の溝が埋まる兆しは見えていないのが現状だ。(松本学)
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