おもい‐やす・む【思ひ休む/思ひ息む】
[動マ四]心にかけなくなる。「おしてる難波(なには)の国は葦垣(あしかき)の古(ふ)りにし里と人皆の—・みて」〈万・九二八〉
おもと‐だけ【於茂登岳】
沖縄県、石垣島のほぼ中央部にある山。標高526メートルで県内の最高峰。島の霊山とされる。名蔵(なぐら)川・宮良(みやら)川の水源。全山が亜熱帯性樹林の自然植生からなり、県の天然記念物に指定されて...
おやこ‐がき【親子垣】
建仁寺(けんにんじ)垣の一種。竹を縦に大小交互に並べて結ったもの。
おや‐ばしら【親柱】
高欄・階段・垣根などの両端や曲がり角に立つ太い柱。
おり‐かけ【折(り)掛け/折(り)懸け】
1 折り曲げて物に掛けること。 2 「折り掛け垣」の略。 3 「折り掛け灯籠(どうろう)」の略。 4 「折掛け旗」の略。
おりかけ‐がき【折(り)掛け垣】
折り曲げた竹や柴(しば)などを、両端を地に挿して連ねた垣根。
おりしり‐がお【折知り顔】
その時節をよく知っていると言いたそうな顔つき、ようす。「垣の山茶花(さざんか)—に匂いて」〈一葉・われから〉
おんこ‐やき【温故焼】
岐阜県大垣市で産する陶器。江戸末期に清水平七(号、温故)が創始したとされ、ふつう、釉(うわぐすり)をかけず、赤褐色で万古焼に似ている。御勝山(おかちやま)焼。
かい‐しろ【垣代】
《「かきしろ」の音変化》 1 垣の代わりとして用いる幕。帳(とばり)を隔てとして用いるときの呼び名。 2 青海波(せいがいは)の舞楽のとき、庭上に垣根のように立ち並ぶ楽人の称。「四十人の—、いひ...
かい‐せん【廻船/回船】
港から港へ旅客や貨物を運んで回る船。中世以後に発達し、江戸時代には菱垣(ひがき)廻船・樽(たる)廻船のほか、西回り航路・東回り航路、さらに北国廻船が成立して船による輸送網が発達した。