時(とき)分(わ)か◦ず
季節の区別がない。四季に関係ない。いつの時季でも。「湯の原に鳴く葦田鶴(あしたづ)は我(あ)がごとく妹(いも)に恋ふれや—◦ず鳴く」〈万・九六一〉 「—◦ず降れる雪かと見るまでに垣根もたわに咲け...
とこ‐なつか・し【常懐かし】
[形シク]常に心が引かれ、親しみやすい。「なでしこの—・しき色を見ばもとの垣根を人やたづねむ」〈源・常夏〉
堵(と)の如(ごと)◦し
多くの人が集まり垣根をめぐらしたようである。見物人の多いようすにいう。「—◦く勘次とおつぎの周囲に集まった」〈長塚・土〉
とも‐がき【友垣】
《交わりを結ぶことを、垣根を結ぶのにたとえていった語》ともだち。とも。
トラムンタナ‐さんみゃく【トラムンタナ山脈】
《Sierra de Tramontana》スペイン東部、地中海のバレアレス諸島の主島マリョルカ島北西部に連なる山脈。最高峰はプッジマジョー(標高1445メートル)で、同諸島で最も高い。8世紀頃...
と‐れつ【堵列】
[名](スル)《「堵」は垣(かき)の意》大勢の人が垣のように横に並んで立つこと。また、その列。「—した警官の挙手の間を」〈徳永・太陽のない街〉
ど‐い【土居】
1 土を積み上げてつくった堤(つつみ)。土手。 2 城の周囲にめぐらした土の垣。 3 中世、屋敷や集落の周囲に防御のためにめぐらした土塁。転じて、土豪の屋敷をさす。堀の内。 4 建物や家具などの...
どう‐ぶち【胴縁】
1 板塀・竹垣の板や竹を取り付けるため、柱と柱との間に水平に渡した材。 2 壁に羽目板やボードを取り付けるため、柱・間柱(まばしら)に渡した水平材。
ない
《「な」は地、「い」は居の意》 1 大地。地盤。「ない震(ふ)る」「ない揺(よ)る」などの形で、地震が起こる意で使われることが多い。「下動(とよ)み—が揺り来ば破(や)れむ柴垣」〈武烈紀・歌謡〉...
ない‐ふく【内福】
[名・形動]見かけよりも内実が豊かなこと。内証の裕福なこと。また、そのさま。「—な人」「—の聞えある男爵家の」〈魯庵・破垣〉