なか‐がき【中垣】
隣家との隔ての垣根。また、人との仲を隔てるもののたとえ。「—の隔てが出来て、ロクロクも話せなかったから」〈左千夫・野菊の墓〉
なかのえ‐の‐とりい【中重鳥居】
伊勢神宮の内宮(ないくう)・外宮(げくう)の、外玉垣南御門と内玉垣南御門の中間にある鳥居。
なかま‐がわ【仲間川】
沖縄県、西表(いりおもて)島南部を流れる川。浦内川に次ぐ島内第2の川。南部の山地に源を発して東流し、大富(おおとみ)付近で太平洋に注ぐ。長さ約12.3キロ。河口から2キロメートルの右岸山域に、国...
なぐら‐アンパル【名蔵アンパル】
沖縄県、石垣島西部の名蔵川河口に広がる干潟。石垣市に属する。面積1.57平方キロメートル。マングローブの林が広がり、カンムリワシが生息する。シギ・チドリ・シラサギなどの渡り鳥も多く、鳥獣保護地域...
なぞえ
ななめ。はすかい。また、斜面。「青い竹垣を—に向の方へ廻り込んで」〈漱石・永日小品〉
なた‐まめ【鉈豆/刀豆】
1 マメ科の蔓性(つるせい)の一年草。葉は長楕円形の3枚の小葉からなる複葉。夏、淡紅紫色か白色の花を穂状につけ、やや垂れる。豆果は長さ約30センチに達し、弓形に曲がる。熱帯アジアの原産で、江戸時...
にこ‐ぐさ【和草】
葉や茎の柔らかい草。一説に、ハコネシダの古名とも。多く序詞に用いられる。「葦垣の中の—にこよかに我(われ)と笑まして人に知らゆな」〈万・二七六二〉
にわみ‐ぐさ【庭見草】
ハギの古名。「垣根には朝顔かかる—折に立ちよる人のうとさよ」〈蔵玉集〉
ぬくと・い【温とい】
[形][文]ぬくと・し[ク]あたたかい。ぬくい。「若い女子とでなければ—・う睡られん齢になって」〈魯庵・破垣〉
ぬまづ‐がき【沼津垣】
細い割り竹や板などを斜めに編んで作った網代垣(あじろがき)。静岡県沼津地方に多い。