うきよ‐ごころ【浮世心】
この世に執着する心。酒色などの享楽にひかれる心。
うんえん‐かがん【雲煙過眼】
《蘇軾「宝絵堂記」から》雲や煙がたちまち過ぎ去ってしまうように、物事を長く心に留めないこと。物事に執着しないこと。
思(おも)いを掛(か)・ける
1 深い恋情を寄せる。恋い慕う。また、執着する。「長年—・けた人」 2 心配をさせる。「自らが名をも朽たし、母御に—・け申すことよもあらじ」〈謡・鳥追舟〉
おん‐あい【恩愛】
《連声(れんじょう)で「おんない」とも》 1 恵み。慈しみ。「—の情が深い」 2 夫婦・肉親間の愛情。また、それに対する執着。「—のきずな」
おん‐り【遠離】
1 遠ざかり離れること。また、遠くへ離すこと。〈日葡〉 2 仏語。執着を捨て悟りの境界にあること。
かじり‐つ・く【齧り付く】
[動カ五(四)] 1 物の端に勢いよく歯を立てる。ぎゅっとかじる。食いつく。「大きなフランスパンに—・く」 2 しっかりくっついて離れまいとする。しがみつく。「母親に—・いて甘える」 3 一つの...
かつ‐あい【渇愛】
のどがかわいて水を求めるように、激しく執着すること。
が‐まん【我慢】
[名・形動](スル) 1 耐え忍ぶこと。こらえること。辛抱。「彼の仕打ちには—がならない」「ここが—のしどころだ」「痛みを—する」 2 我意を張ること。また、そのさま。強情。「—な彼は…外(うわ...
き‐おん【棄恩】
仏語。真理の道に入るため、父母の恩を捨てて世俗への執着を断つこと。
くう‐きょう【空教】
仏語。三時教(さんじきょう)の一。有(う)に執着している者を悟らせるため、すべては空であると説く教法。