いし‐じ【石地】
1 石の多いやせた土地。「—をひらき、畑(はた)を打つ」〈浄・用明天王〉 2 「石地塗り」の略。
いしじ‐ぬり【石地塗(り)】
つやのない灰色の漆塗り。漆を塗った上に石地粉(いしじこ)をまいて乾かしてから、さらに漆を薄く塗って少し研いだもの。
いしばい‐の‐だん【石灰の壇】
清涼殿の東庇(ひがしびさし)の南端にあり、土を盛り上げ、石灰で塗り固めて板敷きと同じ高さにしてあった壇。天皇が毎朝、伊勢神宮と内侍所(ないしどころ)を拝した所。石灰の間(ま)。
いた‐びき【板引き】
絹布のつや出し加工の一。漆塗りの板に蝋(ろう)を引き、糊(のり)をつけて絹布を張り、よく乾かして引きはがす。また、そのようにした絹布。
いたやき‐どうふ【板焼(き)豆腐】
豆腐を薄く切って味噌を塗り、杉板で挟み、両面から焼いた料理。
いっ‐しょく【一色】
1 一つの色。ひといろ。「屋根も壁も白—に塗る」 2 全体が同じ一つの傾向でおおわれること。「町は祭り—に塗りつぶされた」
いっぷん‐の‐いえ【一分の家】
《Dům U Minuty》チェコ共和国の首都プラハの中心部、旧市街広場にある建物。旧市庁舎に隣接する。15世紀にゴシック式で建造。16世紀に改築され、同国におけるルネサンス式集合住宅の典型的な...
いとめ‐わん【糸目椀】
ろくろで糸目の模様を削り出した漆塗りの椀。石川県加賀市で産する。蜆椀(しじみわん)。
いなり‐どりい【稲荷鳥居】
鳥居の形式の一。柱と島木(しまぎ)との間に台輪(だいわ)を入れ、柱下に亀腹(かめばら)をつけたもの。稲荷神社で用い、柱の下部を黒塗り板木で巻いて、他を朱塗りとする。→台輪
いろ‐すな【色砂】
和室の砂壁の上塗りに用いる、色のついた砂。