あけ‐く・れる【明け暮れる】
[動ラ下一][文]あけく・る[ラ下二] 1 夜が明け、日が暮れる。月日が過ぎる。一日一日が過ぎ去る。「毎日が平穏無事に—・れる」 2 熱中して終始そのことをする。ある物事に没頭する。「勉強に—・れる」
あけ‐ぐれ【明け暗れ】
夜が明けきる前の、薄暗い時分。未明。「さやかならぬ—のほど」〈源・野分〉
あけ‐さ・る【明けさる】
[動ラ四]《「さる」は移動する意》夜が明けていく。朝方になる。「—・れば浜風寒み己妻(おのづま)呼ぶも」〈万・一一九八〉
あけ‐そ・める【明け初める】
[動マ下一][文]あけそ・む[マ下二]夜が明け始める。
あけ‐た・つ【明け立つ】
[動タ四]夜が明ける。「御行ひもうち忘れて、—・てばわたり給ひて御琴教へ奉り」〈夜の寝覚・五〉
あけ‐のこ・る【明け残る】
[動ラ四]夜が明けても、月や星が空に残っている。「—・る星の数ぞ消えゆく」〈風雅・雑中〉
あけ‐はな・れる【明け離れる】
[動ラ下一][文]あけはな・る[ラ下二]夜がすっかり明ける。明け渡る。「元日の朝が—・れるまで」〈康成・浅草〉
あけ‐ばん【明け番】
1 当番の勤務を終わること。また、その人。下班。下番(かばん)。 2 宿直などを勤務した翌日の休み。また、それに当たっている人。 3 一晩二交代の勤務で夜半から明け方にかけての勤務。また、それに...
あけび【通草/木通】
アケビ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に生え、葉は長楕円形の小葉が5枚手のひら状につく複葉。春、淡紫色の雄花と雌花とが咲く。秋、長楕円形で淡紫色の実がなり、熟すと裂け、果肉は甘く食べられる。...
あけび‐このは【通草木の葉】
ヤガ科のガ。翅(はね)の開張約10センチ、前翅は褐色で枯れ葉に似る。翅を開くと、橙(だいだい)色の地に巴(ともえ)形の黒紋のある後ろ翅が現れる。夜、果実に集まり、汁を吸う。幼虫は芋虫で、アケビ・...