しろもち‐だいみょう【城持ち大名】
江戸時代、居城を所有していた大名。
ジャズだいみょう【ジャズ大名】
筒井康隆の小説。昭和56年(1981)発表。幕末の日本の音楽好きの大名が治める藩に、黒人ジャズ演奏家が流れ着いたという設定のコメディー。昭和61年(1986)、岡本喜八監督・脚本により映画化。
せんごく‐だいみょう【戦国大名】
戦国時代、各地に割拠した大領主。国人や土豪を家臣団に組織して一国の経済・政治を支配した。
たい‐めい【大名】
1 大きな名誉。大きな名声。「普く天下の財貨を以ても買いがたき程の不朽の—を得たり」〈中村訳・西国立志編〉 2 ⇒だいみょう(大名)
だい‐みょう【大名】
1 平安末・鎌倉時代、多くの名田(みょうでん)を所有した者。大名主(だいみょうしゅ)。 2 鎌倉時代、大きな所領をもち、家の子・郎等(ろうどう)を従えた有力な武士。 3 室町時代、有力な守護。守...
とざま‐だいみょう【外様大名】
江戸幕府で、親藩・譜代以外の大名。主に関ヶ原の戦いののち徳川氏に臣従した諸侯。→譜代大名
ならび‐だいみょう【並び大名】
1 歌舞伎で、大名の扮装をして、ただ並んでいるだけの役。また、それに扮した俳優。 2 人数に加わっているだけで、あまり重要ではない人。「—にすぎない役員」
はぎだいみょう【萩大名】
狂言。和歌好きの亭主の茶屋へ萩見物に行く大名が、太郎冠者に1首の和歌を教えられるが、いざとなると下の句を忘れてしまう。
ふたりだいみょう【二人大名】
狂言。二人の大名が、通りがかりの男をむりやり供の者に仕立て太刀(たち)を持たせる。男は大名の態度に腹を立て、太刀を抜いて二人の小袖を奪ったうえ、犬や鶏のまねをさせてなぶる。
ふだい‐だいみょう【譜代大名】
江戸時代、関ヶ原の戦いの前から徳川氏の家臣であった大名。全国の要所に配置され、幕府の要職を独占した。譜代。→外様(とざま)大名