ぜつめつきぐしゅ【絶滅危惧種】
現在生存している個体数が減少しており、絶滅の恐れの極めて高い野生生物の種。日本ではツシマヤマネコ、シマフクロウなど。絶滅危険種。 [補説]「絶滅危惧種」は、日本の1991年版レッドリストで使用されていたカテゴリー項目の一。絶滅の危機に瀕している種で、絶滅の危険性は危急種よりも高く、絶滅種より低い。略号はE(Endangered)。1997年版以降では「絶滅危惧Ⅰ類」として分類されている。
ぜつめつきき【絶滅危機】
IUCN(国際自然保護連合)の1994年版レッドリストで使用されていたカテゴリー項目の一。絶滅の危険性は危急よりも高く、絶滅寸前より低い。略号はEN(Endangered)。 [補説]2001年版以降では「絶滅危惧ⅠB類」として分類されている。
ぜつめつきぐ【絶滅危惧】
レッドリストやレッドデータブックで、生物の種を絶滅の危険性の高さによって分類したカテゴリー項目のグループ。絶滅の恐れのある種。「絶滅」「野生絶滅」に次いで危険度が高い。絶滅危惧ⅠA類・絶滅危惧ⅠB類・絶滅危惧Ⅱ類が含まれる。 [補説]絶滅危惧ⅠA類は、ごく近い将来に絶滅する危険性が極めて高いもの。略号はCR(Critically Endangered)。絶滅危惧ⅠB類は、ⅠA類ほどではないが、近い将来に絶滅の危険性が高いもの。略号はEN(Endangered)。絶滅危惧Ⅱ類は、絶滅の危険が増大している種。略号はVU(Vulnerable)。以前は、絶滅危惧ⅠA類と絶滅危惧ⅠB類は「絶滅危惧種」、絶滅危惧Ⅱ類は「危急種」として分類されていた。
出典:gooニュース
“絶滅”イモリ再発見、渥美半島 50年ぶり愛知・豊橋で
愛知教育大などのチームは10日までに、愛知県の渥美半島で絶滅したと考えられていたアカハライモリの「渥美種族」を、半島東部の愛知県豊橋市で50年ぶりに発見したと発表した。島田知彦准教授は「生物多様性が急速に失われる中、消滅したと考えられていた地域固有の集団が生き残っていた意義は大きい」としている。
淡水産動物の4分の1、絶滅の危機 研究
淡水産動物2万3000種以上を対象にした新たな評価では、調査対象グループ間でばらつきはあるものの、全体で24%が絶滅の危機にひんしていることが明らかになった。 絶滅の危機に瀕している種の割合は、エビやカニ、ザリガニなどの十脚類の節足動物で約30%、魚類で26%、カエルや爬虫(はちゅう)類を含む四足類の脊椎動物で23%、トンボ類で16%だった。
淡水生物4分の1絶滅危機 日本固有の魚は4割
24%は絶滅のリスクが高いと推計した。主に水の汚染やダムが悪影響を及ぼしていた。
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