あまくだり‐しき【天下り式】
⇒天下り的
あまくだり‐てき【天下り的】
数学や物理の分野において、問題を解く上で必要な数式や概念を、根拠を明示せずに導入するさま。また、そのようなやり方。天下り式。
あまくだり‐びと【天降り人】
天上界から地上に降りてきた人。天人。「いづこなりし—ならむとこそ見ゆれ」〈枕・八八〉
あま‐くだ・る【天下る/天降る】
[動ラ五(四)] 1 天上界から地上に降りる。「金色(こんじき)の十字架の—・るさまを夢のように眺め候よし」〈芥川・糸女覚え書〉 2 高級官僚が退職して外郭団体や民間企業の相当の地位に再就職する...
あま‐くも【天雲】
《「あまぐも」とも》空の雲。「—に近く光りて鳴る神の見れば恐(かしこ)し見ねば悲しも」〈万・一三六九〉
あまくも‐の【天雲の】
[枕]雲が浮かび漂うところから、「たゆたふ」「ゆくらゆくら」「別る」などにかかる。「—たゆたひやすき心あらば」〈万・三〇三一〉
あま‐さかる【天離る】
[枕]《「あまざかる」とも》空のむこうに遠く離れている意から、「ひな」「向かふ」にかかる。「—夷(ひな)にはあれど」〈万・二九〉
あま‐じ【天路/天道】
1 天上にあるという道。また、天へ昇って行く道。「夕星(ゆふつづ)も通ふ—をいつまでか仰ぎて待たむ月人をとこ」〈万・二〇一〇〉 2 仏教でいう六道の一。天上にあるとされる世界。天上界。また、天上...
あま‐そそ・る【天聳る】
[動ラ四]空に高くそびえ立つ。「白雲の千重を押し別け—・り高き立山冬夏と分くこともなく」〈万・四〇〇三〉
あま‐たら◦す【天足らす】
[連語]《「す」は上代の尊敬の助動詞》天いっぱいに満ち満ちておられる。「大君の御寿(みいのち)は長く—◦したり」〈万・一四七〉