ちご‐ぎょうどう【稚児行道】
神社や寺院の祭礼や法会のとき、稚児が天人の子供(天童)に扮装(ふんそう)して練り歩くもの。
ちゅうよう【中庸】
中国、戦国時代の思想書。1巻。子思の著と伝えられる。「礼記(らいき)」中の一編であったが、朱熹(しゅき)が「中庸章句」を作ったことから、四書の一として儒教の根本書となった。天人合一の真理を説き、...
てん‐い【天衣】
天人・天女の着る衣服。あまのはごろも。→てんえ(天衣)
てんい‐むほう【天衣無縫】
[名・形動]《「霊怪録」による》 1 天人の衣服には縫い目のあとがないこと。転じて、詩や文章などに、技巧のあとが見えず自然であって、しかも完全無欠で美しいこと。また、そのさま。「—な(の)傑作」...
てん‐え【天衣】
《連声(れんじょう)で「てんね」とも》菩薩(ぼさつ)や天人などが肩から胸に垂らしている長い布。→てんい(天衣)
てん‐かん【天冠】
《「てんがん」とも》 1 幼帝が即位のときにつける冠。 2 仏や天人がつける宝冠。 3 騎射や舞楽などの際に小童が用いる冠。金属製、透かし彫りのある山形のもの。 4 能のかぶり物の一。金属製の輪...
てん‐し【天子】
1 天上界の人。天人。 2 天帝に代わって国を治める人。帝王。日本で、天皇。
てん‐どう【天童】
1 仏教の守護神や天人などが子供の姿になって人間界に現れたもの。 2 祭礼のときなどに、天人に扮(ふん)する少年・少女。稚児(ちご)。
とき‐かわ・す【解き交はす】
[動サ四]「解き交(か)う1」に同じ。「高麗(こま)錦紐—・し天人の妻問ふ夕(よひ)ぞ我も偲(しの)はむ」〈万・二〇九〇〉
はごろも【羽衣】
謡曲。三番目物。羽衣伝説に取材。漁師白竜(はくりょう)が三保の松原で天人の羽衣を見つけ、これと引き替えに天人の舞を所望する。
箏曲(そうきょく)。組歌。作曲者は北島検校とも牧野検校ともいう。...