ねったい‐しまか【熱帯縞蚊】
ヤブカの一。ヤブカ属の昆虫で体長約3ミリ。体は黒茶色で白い縞がある。熱帯地方に広く分布し、デング熱や黄熱などの感染症を媒介する。日本では沖縄・小笠原諸島などに記録が残るが、現在は生息していない。
のみ【蚤】
ノミ目の昆虫の総称。微小で、雌は雄より大きい。体は左右に扁平。翅(はね)をもたず、後ろ脚は発達し、よく跳躍する。口は管状で、哺乳類のほか鳥類に寄生して吸血し、伝染病を媒介するものもある。ヒトノミ...
はえ【蠅】
双翅(そうし)目イエバエ科および近縁の科の昆虫の総称。体長約1センチ。翅(はね)は、後ろ翅が退化して棒状となっているため、一対。体は黒色・褐色で、頭部に大きな複眼と3個の単眼があり、触角は短い。...
はな‐ばち【花蜂】
花から花へ飛び回って花粉や蜜を集め、幼虫の餌にするハチ。ミツバチ・ハキリバチ・マルハナバチ・クマバチなど。体は一般に毛で覆われて花粉が付きやすく、花粉媒介に適する。
はまだら‐か【翅斑蚊/羽斑蚊】
カ科ハマダラカ亜科の昆虫の総称。翅(はね)に斑紋をもつものが多い。腹部に鱗片(りんぺん)がなく、止まるとき尾端を上げる。卵はばらばらに水面に産卵される。マラリアを媒介するシナハマダラカ・コガタハ...
ハンタウイルス【hantavirus】
ブニヤウイルス科ハンタウイルス属のウイルスの総称。ネズミなど齧歯(げっし)類を媒介して人に感染し、ハンタウイルス肺症候群や腎症候性出血熱などを起こす。
ばい【媒】
[常用漢字] [音]バイ(漢) [訓]なこうど 1 結婚をとりもつ。なこうど。「媒酌/良媒」 2 仲立ちをする。「媒介・媒体/鳥媒花」 3 仲立ちとなるもの。「触媒・溶媒・霊媒」
ばいかい‐しゃ【媒介者】
1 なかだちをする人。とりもち役。 2 病原体や寄生虫を、ある宿主から他の宿主へ媒介する生物。マラリア病原虫を媒介する蚊、狂犬病ウイルスを媒介する犬などをさす。ベクター。媒介動物。
ばいかい‐どうぶつ【媒介動物】
⇒媒介者2
ばい‐ざい【媒材】
1 媒介となる材料。 2 絵の具をとく溶剤。